ヒスパニア・レーシングは8日、チームのオフィシャルサイトで今シーズン用のニューマシン「F111」を発表した。
新車「F111」は、テクニカルディレクターのジェフ・ウィリスとチーフデザイナーのポール・ホワイトらの技術的な指揮の下、彼らのエンジニアおよびデザイングループによって設計・開発された。
チームオーナーのホセ・ラモン・カラバンテは、新車を誇りに思うと述べ、次のように自信を見せている。
「F111の初期スペックを導入することができ、非常に嬉しく思っている。我々はシーズン中にいくつかのアップデートを計画しており、今回のマシンの姿は、最初の一歩に過ぎない」
また、チームを率いるコリン・コレスは、新車がムーバブル・リヤウイングを導入していることを明かしている。
マシン自体は、低く下がったノーズを採用しており、前年モデルをほぼ踏襲したかたちとなっているが、マシンのカラーリングは鮮やかに一新された。これは、先月チームと契約した著名な自動車&グラフィックデザイナー、ダニエル・サイモンによってプロデュースされたものだ。
チームは、インド人ドライバーのナレイン・カーティケヤンと契約を結んでいるものの、もうひとりについては未だ未定の状態。今回の発表でも、もうひとりのドライバーに関するアナウンスはなされていない。