WEC世界耐久選手権にアウディスポーツから参戦するトム・クリステンセンは、バーレーンから2号車アウディもR18 e-トロン・クワトロに変更するという決定に対し、タイトルを争う可能性が増えるだろうと語っている。

 今季からスタートしたWECでは、すでにアウディが決定したマニュファクチャラータイトルの他にドライバーズタイトルもかけられているが、アラン・マクニッシュとコンビを組むクリステンセンは、ル・マン24時間勝者であるマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組に対し、7.5ポイントリードされている。

 そんな中、ル・マン後も1号車はR18 e-トロン・クワトロで参戦していたものの、マクニッシュ/クリステンセンの2号車はR18ウルトラで参戦。表彰台こそ獲得していたものの、1号車R18 e-トロン・クワトロにレースでは後れを取っていた。

 しかし、アウディスポーツではバーレーン戦から2号車にも再びR18 e-トロン・クワトロを投入することを決定。ハイブリッド四駆を搭載するR18 e-トロン・クワトロによりバックマーカーの処理が容易になるほか、マクニッシュ/クリステンセンがタイトルを争う助けになるだろうとしていた。

 クリステンセンはこの決定を歓迎し、従来のR18ウルトラだったらタイトルを争えなかっただろうと語っている。

「アランと僕は、なんとか2012年のドライバーズタイトルを争う位置を保っている。僕たちはシルバーストンでもブラジルでも良いレースをした。でも、計画通りの順位にはいかなかった。R18 e-トロン・クワトロはル・マン以来ドライブしていないけど、あのマシンがあればライバル同様に加速することができる」とクリステンセン。

「このことが、僕たちがタイトルを争うことを助けてくれるはずだ。僕はファンの皆さんに、フェアで素晴らしいバトルが展開されていくことを約束するよ」

 クリステンセンはまた、6月のル・マン24時間の時に比べても、R18 e-トロン・クワトロは進化を遂げていると語っている。

「僕たちはル・マンでR18 e-トロン・クワトロをドライブして素晴らしいパフォーマンスを披露することができた。でも、それ以来アウディスポーツの進歩は止まっていない」とクリステンセン。

「このマシンの最大の武器は、トラフィックにおける加速力だよ」

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