ケータハム・レーシングは、今年のル・マン24時間とヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)へのエントリーを取りやめたことを明らかにした。
ケータハムは、13日に発表になったル・マン24時間のエントリーリストで、LMP2クラスのリザーブとしてザイテックZ11SN・ニッサンで名を連ねていた。また、同日発表されたELMSのフルシーズンエントリーリストでもLMP2クラス名を連ねており、双方ともにクリス・ダイソンをドライバーとしてラインナップしていた。
ケータハムは、昨年のル・マン24時間でグリーブス・モータースポーツと提携。グリーブスの走らせる41号車ザイテックZ11SN・ニッサンがケータハムカラーに彩られたほか、ケータハムF1チームのリザーブドライバーであるアレキサンダー・ロッシがステアリングを握ったが、今年はケータハム・レーシングの名のもと、グリーブスと提携してル・マン24時間やELMSに参戦する計画となっていたという。
「2013年にル・マン24時間のデビューを飾ってから、ケータハムはこの著名なレースで再び戦いたいと考えていた」とケータハムの声明には記されている。
「ところが、ル・マン24時間でリザーブとなってしまったことや、重要な技術プログラムが既に進行中のため、撤退を決定した」
ケータハムによると、ケータハム・レーシング名義でのル・マン24時間でのリザーブ枠やELMSへのエントリーは、グリーブスの名で残る見込みだという。グリーブスはすでにル・マン24時間とELMSのLMP2クラスにそれぞれエントリーしているが、チームボスのティム・グリーブスも、可能であればル・マン/ELMSともに2台体制で参戦したい意向を示している。