今季のGP2でドライバーズランキング2位を獲得したサム・バードが、来季からアメリカでスタートするユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)にスターワークス・モータースポーツからスポット参戦することが分かった。

 メルセデスなどでF1テストの経験も持つバードは今季、ロシアン・タイムからGP2に参戦。最終戦までタイトルを争ったものの、ランキング2位でシーズンを終えた。そんなバードは、来季に向けてスターワークスと契約。USCCの開幕2戦となるデイトナ24時間とセブリング12時間、そして最終戦のプチ・ル・マンでPCクラスに参戦することになった。

 この挑戦がLMPカーでの初の耐久レースになることに加え、アメリカでのレースも初めてだというバード。チームオーナーのピーター・バロンへの感謝の言葉を述べるとともに、来季についてはさらに他のカテゴリーでの可能性も探っているのだと明かした。

「僕にとって、LMPカーでの耐久レースへの初挑戦になるし、アメリカでレースをするのも初めてだから“二重の初体験”なんだ」とバード。
「僕とマネージャーは、さらに広範囲のレースプログラムの中で、様々なチャンスの検討を続けている。数多くの興味深い選択肢が、様々なレースカテゴリに渡って開けているんだ。新年には更なる発表を行うつもりだよ」

 チームオーナーのバロンは、フォーミュラに挑戦するドライバーの、スポーツカーレースでの才能を引き出すことに関する自信を覗かせている。

「我々はこれまで、オープンホイールのドライバーをスポーツカーレースの世界に招き、その才能を引き出すことに大きく成功してきた」とバロン。

 バロンは今季、メルセデスでのF1テストの経験などを持つブレンドン・ハートレーをデイトナプロトのドライバーに起用。ロード・アメリカ戦で優勝を飾っている。そのハートレーは、ポルシェのLMP1のワークスドライバーとして起用されることが先日発表された。

「ビッグチームで積んだ多くの経験を、我々のプログラムに大いに生かすことのできる、サムのようなドライバーと一緒に働けることを楽しみにしているよ」

 主にグランダム・シリーズで活躍しているスターワークスは、2012年にはWEC世界耐久選手権にも参戦し、LMP2のチャンピオンを獲得している。ただ、活動資金の不足により、今季はグランダムのみの参戦となっていた。チームは来季のUSCCに向けて、PCクラスのドライバーとして、WTCC世界ツーリングカー選手権などへの参戦経験を持つアイザック・トゥトゥムルとも契約を結んでいるが、今後更なるドライバーラインナップの発表を行うとしている。

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