ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は14日、セブリング・インターナショナル・レースウェイで第2戦セブリング12時間の予選が行われ、アクション・エクスプレス・レーシングのジョアオ・バルボサ/クリスチャン・フィッティバルディ/セバスチャン・ブルデー組5号車コルベットDPがポールポジションを獲得した。
今回のセブリング12時間では、開幕前から速さを見せていたコルベットDP勢の性能を抑制する方向でのBoP(性能調整)が施されていたが、デイトナ24時間を制するとともに、その後のセブリング公式テストでもトップタイムをマークしていた5号車コルベットDPがポールポジションを奪った。
「今朝(のフリー走行)は好タイムを出すのが難しかったから、ここにいられるという自信はなかったよ」と語るのは予選で1分51秒917のトップタイムをマークしたブルデー。予選前に行われたフリー走行では、チップ・ガナッシ・レーシングの01号車、02号車フォード・ライリーDPが上位2位を独占。5号車コルベットDPは7番手に留まっていた。
「デイトナ後のスタートとしては素晴らしいものだ。(決勝でも)このまま調子を維持できることを願っているよ。今日速かったことが明日も続くとは限らないからね」とブルデーは決勝に向けて冷静なコメントを残している。
フロントロウには、初日も総合2番手のタイムを記録しているOAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンが1分52秒086で入った。3番手にウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDP、4番手にエクストリームスピード・モータースポーツの1号車HPD ARX-03b・ホンダ、5番手にマッスルミルク・ピケット・レーシングの6号車オレカ03・ニッサンが入り、前日の首位タイムをマークしたチップ・ガナッシの02号車フォード・ライリーDPは6番手となっている。
今回が初の実戦投入となるDP用のホンダエンジンを搭載したスターワークス・モータースポーツの78号車ホンダ・ライリーDPは13番グリッドに。デルタウイングDWC13が14番手に続いている。PCクラスでは、RSRレーシングの09号車オレカFLM09がクラスポールを獲得。1分54秒839をマークし、Pクラスに入り交じる形で総合でも12番グリッドを獲得した。
GTLMクラスでは、1分58秒933のタイムを記録したポルシェ・ノースアメリカの912号車ポルシェ911 RSRがクラスポールに。BMWチームRLLの56号車BMW Z4 GTEがコンマ1秒以内の差で2番手につけた。3番手に55号車BMW Z4 GTEが続き、4~5番手には2台のシボレー・コルベットC7.Rが並んだ。
GTDクラスでは、ターナー・モータースポーツの94号車BMW Z4が2分4秒258でクラス首位を獲得。アレックス・ジョブ・レーシングの22号車ポルシェ911 GTアメリカが続いている。
セブリング12時間の決勝レースは、現地時間15日の午前10時15分(日本時間:15日23時15分)からスタートする。