ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は18日、3月12~15日に行われるシリーズ第2戦セブリング12時間のエントリーリストを発表した。
アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム・シリーズの統合によって今年からスタートするUSCC。このUSCCではLMP1クラスが設定されていないため、ALMS開幕戦として行われていた昨年までのセブリング12時間ようにアウディ勢などの参戦はなかったものの、1月末に行われたデイトナ24時間の参戦台数を僅かに上回る68台がエントリーしている。
デイトナプロトタイプ(DP)とLMP2カー、そしてデルタウイングが同じ土俵で戦うPクラスには、開幕戦と同じく18台がエントリー。ただ、前戦とは若干顔ぶれが異なっており、デイトナ24時間でのクラッシュでマシンが大破するとともに、ドライバーのメモ・ギドリーも負傷したゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングの99号車コルベットDPが欠場に。
一方、新たにミレニアム・レーシングがオレカ03・ニッサンでエントリー。チーム側からの発表は現在のところなされていないものの、WEC世界耐久選手権にも同じチーム名でエントリーしているデルタADRであると見られる。
PCクラスは、開幕戦より若干数を増やして11台がエントリー。BAR1モータースポーツが2台体制となったほか、JDC/ミラー・レーシングが新たにエントリーしている。
GTLMクラスでは、セブリング公式テストにも名を連ねたチーム・ファルケンタイヤが新たにエントリーし、12台が参戦。そしてGTDクラスでは、デイトナ24時間よりは僅かながらに数を減らしたものの、他クラスと比べても圧倒的な27台がエントリーした。
また先日、デイトナ24時間後のBoPが発表され、全クラスともに調整が施された。ただ、DP勢とLMP2勢のパフォーマンスの差が如実に現れる形となっていたPクラスに関しては、未定となっている部分もあり、今後の発表が待たれている。