ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は15日、セブリング・インターナショナル・レースウェイで第2戦セブリング12時間が行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・プルーエット/メモ・ロハス/マリーノ・フランキッティ組01号車フォード・ライリーDPが総合優勝を飾った。

 前日の予選では、開幕戦ウィナーのアクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPがポールポジションを獲得。2番手にOAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンが続き、チップ・ガナッシの02号車フォード・ライリーDPが6番手に。01号車フォード・ライリーDPは9番グリッドからのスタートとなっていた。

 迎えた15日の決勝レースでは、5号車コルベットDPや、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDP、この週末速さを見せていたチップ・ガナッシの02号車フォード・ライリーDP、そしてマッスルミルク・ピケット・レーシングの6号車オレカ03・ニッサンや、エクストリームスピード・モータースポーツの1号車HPD ARX-03b・ホンダらLMP2勢も首位争いを展開。ラップリーダーが30回も入れ替わるレースとなった。

 そんな中、01号車フォード・ライリーDPは、終盤まではほとんど首位争いに絡めずにレースを周回。ただ、レース残り1時間を切り、この日最後となる11回目のイエローコーションが提示された際のピットストップで順位を上げて首位に浮上。残り20分間でレース再開となると、6秒後方の1号車HPD ARX-03b・ホンダの追撃を受ける展開となるが、そのまま01号車フォード・ライリーDPが首位でチェッカー。291周を走破して今年のセブリング12時間を制した。

 2位には、4.6秒差で1号車HPD ARX-03b・ホンダ、3位にデイトナ24時間を制した5号車コルベットDPが入り、4位にはOAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンがつけている。
 マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングは、70号車が278周を走行し総合30位に。また、今回が初の実戦投入となるDP用ホンダエンジンを搭載したスターワークス・モータースポーツの78号車ホンダ・ライリーDPは、トラブルが発生した模様で26周のみの走行でレースを終えることとなった。

 オレカFLM09で争われるPCクラスは、スピンやクラッシュが多発し、イエローコーションや赤旗の原因になる場面もあったが、最終的にはCOREオートスポーツの54号車と、RSRレーシングの09号車が首位争いを展開。54号車がデイトナ24時間からの2連勝を果たしている。

 GTLMクラスでは、予選でクラスポールを獲得していたポルシェ・ノースアメリカの912号車ポルシェ911 RSRが優勝。前戦デイトナ24時間では僚友の911号車が優勝を果たしており、チームとしては開幕2連勝を飾ることになった。2位は最後まで首位を追うも約5秒届かなかったSRTモータースポーツの93号車SRTバイパーGTS-R、3位にBMWチームRLLの55号車BMW Z4 GTEが入った。
 F1デビューレースで3位表彰台を獲得したケビン・マグヌッセンの父、ヤン・マグヌッセンは、GTLMクラスに3号車シボレー・コルベットC7.Rで参戦。クラス8位、総合19位でレースを終えている。

 GTDクラスは、マグナス・レーシングの44号車ポルシェ911 GTアメリカがクラス優勝。2位にレベル5モータースポーツの555号車フェラーリ458イタリア、3位にチームシアトル/アレックス・ジョブ・レーシングのポルシェ911 GTアメリカが入っている。

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