WEC世界耐久選手権/アメリカン・ル・マン・シリーズ第1戦セブリング12時間は予選が行われ、アンドレ・ロッテラー駆る1号車アウディR18 TDIがポールポジションを獲得。トップ3までアウディ勢が占めることとなった。

 プラクティスを経て行われた予選。朝のプラクティスセッションで走行せず、ぶっつけの予選となった1号車アウディR18 TDIだったが、ロッテラーがセッション残り15分というところでフライングラップを決め、アウディ勢にとって10回目となるポールポジションを決めた。2番手には2号車アウディ、3番手には3号車アウディと続き、アウディ勢がトップ3を占めた。

「朝のセッションで走る事ができなかったから、簡単な予選じゃなかったよ。こうして予選に入るのはいいウェイクアップコールになったかな(笑)」とロッテラー。

「ラップタイムはポールポジションを獲るのに十分だったね。フロントロウは素晴らしいけど、明日は60台ものマシンが走ることになるんだ。だから決勝はよりタフになるだろうね」

 4番手には、この週末アウディ勢に続く速さをみせるマッスルミルク・ピケット・レーシングの6号車HPD ARX-03aがつけることに。5番手にはOAKレーシングのOAKペスカローロ・ジャッドがつけた。HPD ARX-03a勢はJRMレーシングの22号車が6番手、ストラッカ・レーシングの21号車が7番手につけている。

 今季ル・マンまでニック・ハイドフェルドを起用しているレベリオン・レーシングのローラ・トヨタ勢は8番手・9番手となった。

 LMP2クラスは、HPD勢やニッサンエンジン勢を抑えOAKレーシングの24号車モーガン・ジャッドがポールポジションを獲得。2番手にはステファン・サラザンが加入したスターワークスのHPD ARX-03bがつけた。3番手にはグリーブス・モータースポーツのザイテック・ニッサンがつけた。

 LM-GTEクラスは、AFコルセのフェラーリ458 GTEがポールポジションを獲得。2番手にはラグジュリー・レーシングのフェラーリが続いた。3番手・4番手にはコルベット・レーシングのシボレー・コルベットZR1がつけている。

予選ダイジェスト

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