8月3〜4日に、韓国のインジェ・スピーディウムで開催される予定のアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)第1戦インジェに向け、シリーズフル参戦を予定しているチーム・タイサン・剣・エンドレスが31日、都内で壮行会を行った。

 今年からスタートするAsLMSは、アジア圏で開催されるル・マン規定のシリーズで、各開催クラスのシリーズ王者は翌年のル・マン24時間の出場権が獲得できる。今回、LM-GTEクラスに新車のフェラーリ458 GTEを投入、GT3、JAF-GT300車両等が出場できるGTCクラスに元スーパーGT参戦車両のポルシェ996 GT3Rを投入するチーム・タイサン・剣・エンドレスは、両クラスを制し2台の出場枠獲得を目指している。

 週末に迫った第1戦に向け、すでにチーム体制は発表されているが、両クラス制覇という目標に向け、代官山のレストラン『FAVORI』で壮行会が行われた。この会にはタイサン千葉泰常代表はもちろん、70号車フェラーリをドライブする横溝直輝、26号車ポルシェをドライブする峰尾恭輔、谷口行規も登場。ただ、70号車を駆り第1戦に参戦する予定の小林可夢偉は残念ながら欠席となった。

 日ごろからチーム・タイサン・剣・エンドレスを支援する関係者、そしてチームの応援団長であり、チームにその名を入れるクレイジーケンバンドの横山剣さんも多忙なスケジュールの中駆けつけ乾杯。剣さんは先日開催されたスーパーGT第4戦SUGOにも登場しチームを応援したが、ここで峰尾/横溝組は今季初表彰台を獲得した。

「去年スーパーGTを初めてピットで観戦して、30年の歴史あるチームのアグレッシブな仕事ぶりに感動しました。今年はチーム名に“剣”と入って、いいのかなと思いながら、悪い気はしません(笑)。SUGOでは予選15番手から今年初めて表彰台を獲得するドラマチックな展開になり、ソウルミュージックをやっているので気を送るくらいしかできませんが(笑)、お役に立てたかと思います」と剣さん。

 この壮行会には福山英朗や西澤和之など、チーム・タイサンファミリーの“OB”も駆けつけ、2006年以来のル・マン参戦に向けてAsLMSに挑むチームを激励。「インジェでいい結果を残し、またこうして皆で集まって祝勝会をしたい」と千葉代表は必勝を誓った。

 アジアン・ル・マン第1戦インジェについては、30日に正式なエントリーが発表され、LMP2が2台、LM-GTEがタイサンの1台、GTCはクラフトAMRのアストンマーチンV12バンテージGT3やタイサンのポルシェをはじめ、8台がエントリー。合計11台で争われる。

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