ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)の開幕戦デイトナ24時間は現地時間24日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで決勝前最後のフリー走行が行われ、スピリット・オブ・デイトナのリチャード・ウエストブルック/マイケル・ヴァリアンテ/マイク・ロッケンフェラー組90号車コルベットDPがトップタイムをマークした。
23日にナイトセッションを含む3回のフリー走行と公式予選が行われたデイトナ24時間。25日から始まる24時間の決勝レースを前に、この日は4回目のフリー走行のみが実施された。
勢力図は前日までと変わらず、デイトナプロトタイプ(DP)勢がLMP2勢に対して優位につける展開となった。予選では僅差でフロントロウとなった90号車コルベットDPが1分39秒256のタイムでこのセッションのトップに。2番手には、決勝レースをポールポジションからスタートするゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングの99号車コルベットDPがつけ、以下7番手までコルベットDPとフォード・ライリーDPが並んだ。
LMP2勢の最上位は、マッスルミルク・ピケット・レーシングの6号車オレカ03・ニッサンの8番手。ただ、タイムも1分40秒610と、首位の90号車コルベットDPからは1秒以上引き離される形となっている。
前日の予選でLMP2勢を上回って7番グリッドを獲得した0号車デルタウイングDWC13は、このセッションではタイムを記録していない。PCクラスは、予選でクラス2番手につけたスターワークス・モータースポーツの8号車オレカFLM09がトップタイムをマークしている。
GTLMクラスでは、リシ・コンペティツォーネの62号車フェラーリ458イタリアが1分45秒007のタイムで首位に。2番手にはポルシェ・ノースアメリカの911号車ポルシェ911 RSRが続いている。
GTDクラスは、レベル5モータースポーツの556号車フェラーリ458イタリアがトップタイムをマーク。1分48秒073をマークしている。なおGTDクラスでは、前日の予選でトップタイムをマークしたポール・ミラー・レーシングの48号車アウディR8 LMSが、未承認のパーツを使用したとして予選後にタイム抹消の処分を受けていたが、その後の見直しで処分が取り消しになったとIMSAがTwitter上で発表しており、決勝レースでは48号車がクラスポールに復帰することになりそうだ。
デイトナ24時間の決勝レースは、現地時間25日の14時10分(日本時間:26日4時10分)よりスタートとなる。