ル・マン24時間のクラッシュで入院生活を送っていたトヨタのアンソニー・デイビッドソンが退院し、自宅のあるオックスフォードに無事戻ったことが分かった。
トヨタのデイビッドソンは、ル・マン24時間のレース開始5時間過ぎにミュルサンヌの進入でGTEアマクラスのフェラーリと接触。1回転しながら宙を舞ったデイビッドソンのトヨタTS030ハイブリッドは、激しく路面に叩きつけられ、すぐ先のタイヤバリアに猛スピードで突っ込んだ。
事故直後、彼は自力でコクピットから脱出したものの、衝撃による背中の痛みを訴え救急車で病院へ搬送。診断の結果、脊柱を2本骨折していることが分かり、そのまま入院することになった。
しかし現地時間の水曜日、デイビッドソンは医療用の飛行機でイギリスへと搬送され、その後、自宅のあるオックスフォードに戻った。
彼は全治3ヶ月の診断を受けているが、デイビッドソン自身はそれよりも早く回復すると楽観視、ル・マンへの再チャンレンジにも意欲を見せている。