今季はWEC世界耐久選手権のLMP2クラスを戦っているデルタADRは、来季からアメリカでスタートするユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)の開幕2戦にそれぞれ異なる車両で参戦することを目指している。
デルタADRは、今季WECのLMP2クラスで、25号車オレカ03・ニッサンが1勝、またチーム名は違うものの実質的な運営を担う26号車オレカ03・ニッサンが2勝を挙げている。そんなデルタADRは、USCC開幕戦デイトナ24時間をデイトナプロトタイプ、第2戦セブリング12時間をLMP2のオレカ03・ニッサンで戦うことを目指すという。
デイトナ24時間参戦にあたっては、2010年に同レースを制した経験もあるアクション・エクスプレスに加え、シャシーコンストラクターのコヨーテと提携。デルタモータースポーツテクノロジーは、以前コヨーテのためにデイトナプロトの汎用ボディを手がけている。
デルタADRのチーム監督、サイモン・ドーソンはUSCC参戦について次のように話している。
「我々は、新たな汎用ボディを披露するためにアクション・エクスプレス、そしてコヨーテとともに仕事をしている。規則はまだ全く決まっていないが、デイトナのような高速のサーキットではデイトナプロトのマシンが有利になるような規則になると考えているよ」
また、LMP2カーでのセブリング12時間参戦については、来季WEC参戦の準備の意味もあるのだとドーソンは語った。
「それに関してはWECに向けてのちょっとしたリハーサルだと考えているんだ。(4月のWEC開幕戦)シルバーストンに向けてみんなが一体になるためにね」
「(デイトナ24時間と)同様にセブリングにおいてデイトナプロトで何かすることもできる。チームにとってアメリカのマーケットは重要で、この新たなチャンピオンシップに関与しているべきだと感じているんだ」
ただドーソンは、2つのレース参戦はまだ確定はしていないのだと説明した。
「まだ何も確定はしていない。ただ、レースが非常に接戦だから、我々はデイトナでさらに進歩するよ」
USCCでは、デイトナプロトとLMP2、そしてデルタウイングDWC13がプロトタイプクラスとして戦うことになる。ただ、USCCではLMP2の重量が現行の900kgから960kgへと変更となるほか、デイトナ24時間を含むいくつかのレースではル・マン向けのロードラッグ仕様のエアロキットの装着が義務付けられているため、最高速が落ちると見られている。
