WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタ・レーシングは13日、今シーズンのドライバー編成について発表した。また、2台体制でのフル参戦も決定したという。
トヨタは1月30日、モータースポーツ活動発表会の中で、4輪での回生/力行を行う新THS-Rシステムなどを搭載した新型車両の『TS040ハイブリッド』を発表。ドライバーラインナップは昨年までと同じ6人が継続されたほか、テスト/リザーブドライバーとしてマイク・コンウェイが起用されたものの、その組み合わせについては発表されていなかった。
今回の発表によると、これまで7号車をドライブしていたニコラス・ラピエールと、8号車をドライブしていたステファン・サラザンが入れ替わる形で両マシンのドライバー編成が決定。これにより、7号車はアレックス・ブルツ/サラザン/中嶋一貴、そして8号車がアンソニー・デイビッドソン/ラピエール/セバスチャン・ブエミという組み合わせとなった。
トヨタによると、同じ組み合わせで2年間を戦ってきたことでドライバーの強みや個性なども明らかとなったため、「各号車での勝利の可能性を最大化すべく」組み合わせを変更したということだ。
トヨタが今季WECに投入するTS040ハイブリッドは、3月末に行われるポール・リカールでの公式テストに合わせて発表される予定となっている。