今季WEC世界耐久選手権に、新規定に合わせたトヨタTS040ハイブリッドで参戦するトヨタ・レーシングは30日、ポールリカールで非公開テストを行った際の画像、また新たに四輪で回生/力行を行う新THS-Rシステムの透視図等を公開した。
2012年からトヨタTS030ハイブリッドを投入、アウディを相手に市販車の技術を活かしたハイブリッド技術でWECに参戦してきたトヨタ。今季はアウディに加えポルシェ、そして新車両を開発してくるプライベーターを相手に、LMP1クラスはより激戦となるが、トヨタは新たに『TS040ハイブリッド』と名付けられたニューマシンを投入する。
正式なお披露目は、トヨタ・レーシングによれば3月38日〜29日に行われるWEC公式テストとされているが、今回それに向けて4枚のティザー画像が公開された。
そのうちの2枚は、TS040ハイブリッドの走行シーン。いずれもピントがずらしてあったり、夜景に溶け込んでいたりとそのディテールを見ることはできないが、新規定に合わせ狭められた車幅、位置が高くなったコクピットをうかがい知ることができる。
また、コクピットと思われる画像には、『TYPE:TS040/CHASSIS:14-01』という車両型式とシャシーナンバーが振られたシールが見える。もうひとつは新THS-Rシステムの透視図で、前輪側にもユニットが備えられていることが分かる。