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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.05.03 00:00
更新日: 2018.02.17 07:46

トヨタ「ル・マン仕様の開発に全力を傾注する」


トヨタモータースポーツニュース

WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース
TOYOTA GAZOO Racing 残念ながら表彰台を逃す
次戦 ル・マン24時間レースに期待

2015年5月2日(土)

 天候不順が常識のアルデンヌの森が珍しく好天に恵まれた決勝レース当日、TOYOTA GAZOO Racingは、その青空と正反対の憂鬱な成績に大きな落胆を味わいました。木曜日の公式練習1回目で起こった中嶋一貴のアクシデントに始まったTS040 HYBRIDの挑戦は、その雪辱を果たすことが出来ないままレースの週末を終えました。

 公式練習走行、公式予選で味わったアウディ、ポルシェとの予想以上のタイム差を縮めることが決勝レースでの目標でしたが、残念ながらレースはフラストレーションと共に幕を閉じました。結果はアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイのTS040 HYBRID#2号車が5位、昨年のチャンピオンクルーであるセバスチャン・ブエミとアンソニー・デビッドソンの#1号車は8位でレースを終えました。

 決勝レースのスタート時点ではチームの士気は上がっていました。予選結果でのグリッドは、ブエミの#1号車が6番手、ブルツの#2号車は7番手。ローリングスタートでレースが開始され、第1コーナーでブルツは4位に躍進し、“やる気”を見せてくれました。

 レースの序盤、上位のLMP1グループは立て続けにアクシデントに見舞われ、そのおかげで1回目のドライバー交替が終了した時点で、TS040 HYBRIDは2台揃ってトップ6に食い込んでいました。レースが半分を消化した頃、サラザンへと交替した#2号車が5位、デビッドソンの#1号車はその直後に付けていました。ところが我々の#1号車もトラブルから逃れられませんでした。電気系のトラブルで2度に渡ってピットで修復作業を余儀なくされ、20分以上を無駄にしたのです。その結果、ブエミは首位から14周も遅れて14位を走ることとなってしまいました。

 その後、サラザンからマイク・コンウェイに交替した#2号車は果敢な追い上げで5位に、ブエミも頑張り、10位まで躍進しました。


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