WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに今年から参戦するニッサンは、ル・マン24時間のドライバーラインナップを変更したことを発表した。マルク・ジェネがラインナップから外れてチームの助言役となった一方で、若手ドライバーのマーク・シュルジッツスキーが新たにドライバーとして起用されている。

 ニッサンは今年、FFレイアウトを採用したLMP1車両のGT-R LMニスモで今年のWECにエントリー。開幕2戦は欠場したものの、ル・マンには3台体制で参戦することになっている。

 ジェネは、今年2月のマシンのお披露目とともにいち早くGT-R LMニスモのドライバーとして発表。ル・マンではマックス・チルトン/ヤン・マルデンボロとともに23号車をドライブすることとなっていた。ただ8日、ジェネがル・マンのドライバーから外れることが発表された。

「ル・マンから身を引くという決断は難しいものだった」と語ったジェネ。

「ル・マンはとても大きなチャレンジになるだろう。そして、僕がチームを手助けするのにベストな方法は、助言役を引き受けることだったんだ」

 なお、ル・マン以降のレースでジェネがドライブするかどうかについては、今回の発表では触れられていない。

 一方、ジェネに代わってドライバーに起用されたのは、ロシア出身で現在23歳のシュルジッツスキー。GTアカデミーで12年にロシアチャンピオンに輝いたシュルジッツスキーは、ル・マン24時間のLMP2も戦った経験をもっている。

 この変更に伴って、3台のドライバー組み合わせにも変化が。22号車はアレックス・バンコム/ミハエル・クルム/ハリー・ティンクネルに、23号車はチルトン/マルデンボロ/オリビエ・プラに、そしてル・マンの3台目として投入される21号車は松田次生/ルーカス・オルドネス/シュルジッツスキーに、それぞれ組み合わせが変更されている。

 なお、今週行われたアメリカ・ボーリンググリーンでのテストには、9名のドライバー全員が参加した。

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