ニッサン/ニスモは3日、今季のル・マン24時間耐久レースに環境技術を志向した特別枠『ガレージ#56』から参戦するニッサンZEOD RCのドライバーとして、2012年GTアカデミー卒業者のウォルフガング・ライプを起用すると発表した。
ZEOD RCは、電気自動車のリーフをベースとしたレーシングカー、LEAF NISMO RCの開発を通じて蓄積した技術を活用。ル・マン24時間の舞台であるサルト・サーキットを電力だけで1周走行できる技術を備える。電気駆動を支える回生装置を備え、ドライバーがマシンに搭載された電力駆動と1.5リッター3気筒直噴ターボエンジンの駆動を切り替えることが可能。EVモードで1周走行した後、エンジン駆動に切り替え回生を行い蓄電、再びEVモードで戦うことができる。
すでにこのZEOD RCのドライバーには、ニッサンとグランツーリスモがともに進めたドライバー育成プログラム、『GTアカデミー』の最初の卒業生で、今季スーパーGT300クラスに参戦するルーカス・オルドネスの起用が明らかにされていたが、ふたりめのドライバーとして、2012年のGTアカデミーウイナー、ライプが大抜擢されることになった。
「ずっとル・マンで走ることが夢だったので、楽しみにしているよ。実際にレースに参戦できるなんて信じられないくらいだ」とライプ。
「ZEOD RCを運転するのも楽しみだ。誰も実現したことがない、今までとは違ったまったく新しい取り組みであり、そのプロジェクトの一員になることを本当に誇りに思う。ミュルサンヌの直線を音もなく200km/h以上で疾走するなんて格別だ。一体どんな感覚なのか想像もつかないよね」
「このプロジェクトの一員に選んでもらい本当に誇りに思っている。これはニッサンが自分を信頼してくれているという意味でもあり、責任は重大で、真剣に受け止めている。ニッサンとチームがル・マンで良い成果を残し、自分たちの可能性をアピールできるよう貢献したい」
「昨年のル・マンでZEOD RCを発表したとき、まさか自分がドライバーになるとは考えていなかった。今回2人目のドライバーとして指名されたとき、『信じられない!』と思ったよ。(GTアカデミー優勝後)レーシングドライバーとなってまだ1年半しか経っていないので、夢のようだね」
Wolfgang Reip: 2nd Driver of Nissan ZEOD RC for 2014 Le Mans
