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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.09.26 00:00
更新日: 2018.02.16 05:00

ニッサンLMP2エンジン、LMSのダブルタイトル獲得


2011年9月26日

日産自動車株式会社
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

日産エンジン搭載のLMP2マシンがLMSダブルタイトルを獲得
– ルマン・シリーズ(LMS)第5戦(ポルトガル・エストリル)レースレポート –

9月25日(日) エストリルサーキット(ポルトガル)
 今季のルマンシリーズ(LMS)最終戦となる第5戦は、9月25日、ポルトガルのリスボン近郊にあるエストリルサーキットで6時間レースの決勝が行われ、TDRレーシングのオレカ日産がLMP2クラスで優勝しました。また前日に行われた予選では、日産エンジン搭載LMP2マシンを使用するグリーブスモータースポーツがポールポジションを獲得したことで、決勝スタートを前にLMP2クラスでのチームズ、ドライバーズ(トム・キンバー・スミス/カリム・オジェ)部門のダブルタイトルを決めています。

 ルマンシリーズのLMP2クラスタイトル獲得を目指してこのエストリルに乗り込んできたグリーブスモータースポーツ。タイトル確定に必要だった残り1ポイントを、前日に行われた予選でトム・キンバー・スミスがポールポジション奪取で獲得し、この時点でタイトル獲得が決まりました。しかし、チームの勢いはこれだけでは止まることはなく、この日行われたメインの6時間レースでも2位を獲得。ポディウムでは、この日の2位とシリーズ優勝を同時に祝うこととなりました。

 さらに、グリーブスモータースポーツに負けじと、そのほかのLMP2クラス日産勢も活躍を見せ、TDSレーシングのオレカ日産が、第3戦のスパに続く今季2勝目をマーク。日産勢は1-2-3フィニッシュも目前でしたが、2位につけていたブーツェンレーシングのオレカ日産が、最終的には後退してしまいました。

 グリーブスモータースポーツのザイテック日産は今季、ルマンシリーズで怒濤のハットトリックを決めたほか、6月に行われたルマン24時間レースでも見事な勝利を挙げました。

「今季は優勝またはポディウムフィニッシュという明確な目標を持って、開幕から挑んできました」とチームマネージャーのジェイコブ・グリーブスは語ります。「でも、このような素晴らしい成績を残すことができたなんて、本当に信じられません。すべては、抜群のシャシー、エンジン、そしてチームとドライバーの見事なコンビネーションによる成果です。このすべてがひとつとなって、グリーブスモータースポーツの今季は、信じられないほど充実したものとなりました」

 今季のルマンシリーズ(LMS)はこれで終了となりますが、インターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)は、プチルマン(アトランタ)、珠海(中国)と2戦を残しています。

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/


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