ニスモは17日、2月7日〜9日にオーストラリアのマウントパノラマ・サーキットで開催されるバサースト12時間レースに、ニスモアスリートグローバルチームがニッサンGT-RニスモGT3で参戦すると発表した。
ニッサン/ニスモは2013年から、ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムというドライバー交流プログラムを実施。日本、ヨーロッパ、アメリカなど世界中のニッサンドライバーがさまざまなレースに参加している。
昨年もマレーシアのメルデカ・ミレニアムや、日本のJAF Grand Prixなどにニスモアスリートグローバルチームとして参戦していたが、今年も1月のドバイ24時間に続き、オーストラリアの耐久レース、リキモリ・バサースト12時間に挑戦することになった。
今回ニスモアスリートグローバルチームが使用するのは、GT3車両のニッサンGT-RニスモGT3。ドライバーとしてオーストラリアV8スーパーカーで活躍するリック・ケリーを地元代表とし、グランツーリスモ出身のGTアカデミードライバー、ウォルフガング・ライプ、その“指導役”のアレックス・バンコム、そして日本からNDDPドライバーの千代勝正が乗り込む。
「我々はGT-Rのワークスマシンでバサーストに再び参戦したいと長年願ってきた。今回、各国で育てている才能が集結したチームを結成し、GT-Rのニスモバージョンをアピールできることは、素晴らしいことだ」と語るのはニッサン・ダイレクターオブグローバルモータースポーツのダレン・コックス。
バサースト12時間は近年地元オーストラリア、ヨーロッパ、アジアの強豪GTレースチームが参戦しており、今回もメルセデスベンツSLS AMG GT3を使用する地元のエレバス・モータースポーツをはじめヴィータフォン、AFコルセ、クリアウォーターなど多くのチームがエントリーしている。
GT-Rがこのバサースト12時間に参戦するのは1992年以来22年ぶり。世界の強豪を相手にGT-R、ニスモアスリートグローバルチームがどんな戦いを展開するか楽しみなところだ。
2014 Liqui-Moly Bathurst 12 Hour – Event Promo