バーレーンの民主化運動の活動家たちが、バーニー・エクレストンに対し、バーレーンGPの今季開催を断念するよう求めるメッセージを送った。
バーレーンでは反政府デモが続き、今季開幕戦として開催される予定だったバーレーンGPは中止された。FIAはバーレーンGP主催者に対して5月1日までの期限を設け、今年中に日を改めて開催することが可能かどうか判断させることを決めたが、先月国王が3カ月の非常事態宣言を行っており、今季開催は難しいものとみられている。
しかしレースオーガナイザーは開催に意欲を見せており、エクレストンも事情が許す限りバーレーンGPをカレンダーに入れたいと考えている。
FIAが決めたデッドラインが近づくなか、バーレーンの政治活動家グループはFacebookを利用してエクレストンへのオープンレターを公開し、状況が落ち着くまではバーレーンでF1を開催することをひかえてほしいと呼びかけた。
“Youth of 14 Feb Revaluation”は以下のように記している。
「今この国は、包囲攻撃下にあり戒厳令が敷かれ、戦車や軍隊に囲まれ、国民は沈黙を強いられ、殺害され、苦しみを与えられている。そんな国において、幸せなスポーツイベントであるべきものを運営するというチャレンジについて、熟考することを求める」
「我々は国民を代表し、基本的人権および自由を国民が取り戻すまでは、グランプリ・オブ・バーレーンの開催を再考するよう求める」
「あなたからのサポートには非常に感謝しており、近いうちに自由で民主主義的な雰囲気の中でバーレーンGPが開催されることを望む」