ピレリは、今後のF1タイヤテストのため、すでにテストカーの問題を解決しており、これからテストドライバーを選考するという。
昨年はトヨタのF1マシンを使ってテストをしてきたピレリは、これに代わるテストカーを求めていたが、チーム側が納得する解決法を見つけるのに苦労していた。
しかしピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、1日、マシンの問題は解決し、これから新しいテストドライバーについて検討すると述べた。
テストカーは手に入ったのかと聞かれたヘンベリーは「手に入れた」と答えた。
「来週あたりに発表できるだろう。まずはチームに報告し、その後でメディアに話す。いいソリューションだよ」
テストドライバーについては候補は大勢いるが、2011年のレース経験を持つドライバーを選びたいとヘンベリーは述べている。今年になってレースシートを失ったドライバーにはヤルノ・トゥルーリ、ビタントニオ・リウッツィ、エイドリアン・スーティルらがいる。
「ドライバーについては、お分かりだと思うが、我々は経験のあるドライバーを起用したいと考えている」とヘンベリー。
「選択肢を評価し、大勢のドライバーたちと働いた経験を持つ人々の話を聞く」
「これは我々にとって重要な決定だ。マシンに飛び乗って、自分がF1でどれだけのことができるのかを証明しようとして、全開で走り、2周ごとにスピンするようなドライバーは欲しくない。かなり独特な種類の仕事が要求されるのだ」