2013年F1第16戦インドGPは26日、ブッダ・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季7回目、通算43回目のポールポジションを獲得した。
現地時間14時から行われた公式予選は、ファーストラウンドのQ1で好調ロメイン・グロージャンが戦略ミスによってまさかのQ1敗退を喫するなか、最終ラウンドのQ3には、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレンの各2台とロータスのキミ・ライコネン、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグという10台が進出した。
ポールポジションを決するQ3では、ソフトタイヤを投入したレッドブルのベッテルが最初のアタックで1分24秒119という驚異的なタイムをマーク。自らが2年前に記録したブッダ・インターナショナルのコースレコードを塗り替えるタイムで、早くもポールポジション争いに決着をつけてみせた。
一方のライバル勢は、チームメイトのマーク・ウエーバー、そしてタイトル争いで2番手につけるフェルナンド・アロンソらがミディアムタイヤを投入する。彼らは、決勝戦略の軸となるミディアムタイヤでのレーススタートをにらんで予選を戦ったが、ウエーバーの4番手に対して、アロンソは8番手と苦しいポジションに終わった。
ベッテルと同じソフトタイヤでフロントロウに並んだのはメルセデスのニコ・ロズベルグで、チームメイトのルイス・ハミルトンも3番グリッドを獲得。ウエーバーの後ろ3列目にはフェリペ・マッサとキミ・ライコネンが並び、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが7番手につけた。
ベッテルは、日曜日の決勝レースを5位以上でフィニッシュすれば、ドライバーズ選手権4連覇を決めることができる。