ホンダは10日に開幕したフランクフルトショーで行われたプレスカンファレンスで、2015年にヨーロッパで発売する予定のシビックタイプRの画像と映像を初公開した。
最新の5ドアシビックをベースとするシビックタイプRは、2015年にヨーロッパでマーケットに投入される予定となっている。直噴ターボの2リッターエンジンを搭載、280馬力を発生し、ドイツのニュルブルクリンクにおけるFF車最速の座を狙っているという。
今回のフランクフルトショーでは、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドの西前学取締役社長がスピーチ。14年に発売される5ドアシビック、ヨーロッパ専用のシビック・ツアラーとともに、開発中のシビックタイプRの画像、映像を公開した。
「我々はすでに何度かニュルブルクリンクでテストを行っており、すでに狙いどおりレコードタイムを設定している」と西前社長。
今回公開された画像と映像に登場するシビックタイプRは偽装がされているものの、アグレッシブなエアロや4本出しのマフラーが目を引く。これをドライブしているのは、WTCC世界ツーリングカー選手権でホンダ・シビックWTCCをドライブするガブリエル・タルキーニだ。
このシビックタイプRにはWTCCで培った技術が転用されると言われており、タルキーニのドライブはそれを裏付けるものと言える。レースファン、ホンダファンともに必見と言えそうだ。
ホンダ・シビックタイプR、ニュルブルクリンクでテストを重ねる