2015年からマクラーレンと組み、F1に復帰するホンダ。マクラーレン・ホンダという名称の復活に向け日本国内でのファンの期待も高まっているが、そんな中、今季F1の直下のカテゴリーにあたるGP2に、ホンダが日本人ドライバーを送り込むという噂があると、1月17日発売のオートスポーツが報じている。
ホンダは2015年から、マクラーレンにパワーユニットを供給することをすでに決定しており、現在パワーユニットの開発が続けられている。そんな中、1月17日発売のオートスポーツNo.1373の中で、GP2のトップチームのひとつであるARTグランプリに、ホンダがひとつシートを確保。そのチームメイトとして、マクラーレンのヤングドライバープログラムの一員であるストフェル・ヴァルドーメンが参戦すると報じた。
ARTグランプリは過去にニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグを王者に導いたGP2のトップチームのひとつ。ジャン・トッドの息子であるニコラ・トッドが共同オーナーに名を連ねており、今後マクラーレンのジュニアチーム化すると言われている。
当然、ヨーロッパでF1とともに転戦するGP2は、F1関係者も見守る若手ドライバーの登竜門。ホンダがF1復帰に向け、日本人ドライバーの起用を見据えたものと考えて間違いない。最も気になるのはそのドライバーで、スーパーフォーミュラで2013年チャンピオンを獲得した山本尚貴、ホンダ陣営のエース格である伊沢拓也、速さに定評がある塚越広大の3人が候補に挙がっており、すでに3人がマクラーレンのファクトリーを訪れているという噂もある。
3人のうち誰が選ばれるかは現時点では不明だが、オートスポーツNo.1373の中で記事を執筆したイタリア人ジャーナリストのロベルト・キンケロは、選ばれた日本人ドライバーにとっての『大きな障壁』を指摘している一方で、F1に向け『手厚いサポート』を受けることができるだろうとも指摘する。
スーパーGTやスーパーフォーミュラなど、国内のストーブリーグにも与える影響は大きく、今後注視していきたいところだ。
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