世界耐久選手権第3戦、ル・マン24時間、フランス

ル・マン24時間レースでポルシェが表彰台を獲得

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のポルシェ911 GT3 RSRを駆るニコラ・アルマンド/ライモン・ナラック/アンソニー・ポン組のフランス人チームは、世界耐久選手権(WEC)第3戦であるル・マン24時間レースのGTE Amクラスにおいて2位表彰台を獲得しました。

IMSAパフォーマンスチームが投入したポルシェ911 GT3 RSRを駆るニコラ・アルマンド/ライモン・ナラック/アンソニー・ポン組のフランス人チームは、サルテで開催された第80回を数えるロング・ディスタンス・クラシック・レースのチェッカーフラッグが振られる数周前までGTE Amクラスでトップを快走していました。しかし最後の数分で、2011年スペックの911はタイヤのバーストにより優勝の望みを完全に絶たれてしまいました。そのような経緯があったものの、このフランスのポルシェ カスタマーチームは2位の結果に大いに沸きました。

「私達のチームとパートナーにとって、ル・マンは年間を通してもっとも重要なレースです」とチームオーナーであるライモン・ナラックが語ります。「私達は、チームの多大な努力によって獲得した2位という成果を長い間噛みしめていくと思います。ポルシェの信じられない程のサポートにも感謝しています」。ニコラ・アルマンドは、「私達はこのレースに向かってすべてをかけてきました。リハーサルと位置付けていたスパでのクラス優勝はすばらしいものでしたが、ここル・マンで表彰台に上る気持ちとは比べようもありません」と話しました。

今回、他のポルシェ チームは、伝説の24時間レースのサーキットで運に恵まれませんでした。最新型の2012年モデルで争われるGTE Proクラスでは、フライングリザードモータースポーツおよびフェルベマイヤー・プロトン・チームの2台のポルシェ911 GT3 RSRが夜間にレースを終えました。ドイツ人ワークスドライバーの同僚であるイェルク・ベルクマイスターおよびマルコ・ホルツァーと組んでフライングリザード911に搭乗したポルシェのワークスドライバー、パトリック・ロング(米国)は、最初のシケインでグラベルに突入した車両がコース上に撒いた砂利でスライドしてタイヤバリアに衝突し114周でリタイアしました。「車両をピットまで戻すことはできませんでした」とロングが説明します。しかし、ル・マンではこのカーナンバー80の車両は他の問題も抱えていました。1周目でショックアブソーバーが破損したためポジションを落とし、その後タイヤにダメージを受け、タイムをロスしていたのです。「このレースでは、スタート直後からトラブル続きでした」とイェルク・ベルクマイスターが振り返ります。「しかし、私達は諦めず戦いました。ル・マンでは、最後まで何が起こるかわからないので諦めてはいけないのです。完走できず無念です」。

GTE Proクラスでは、184周という誰も予期しなかった早い段階でフェルベマイヤー・プロトン・チームのポルシェ911 GT3 RSRがリタイアしています。ユノディエールのストレートで、マルク・リーブ(ドイツ)がギアボックスの損傷のため停止してしまったのです。「シフトアップをしたのですが、ギアが入りませんでした」とマルク・リーブが説明しています。フェルベマイヤー・プロトン・チームは、ワークスドライバーの同僚であるリヒャルト・リーツ(オーストリア)およびウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)と共に4位を走行中でした。このトリオは、2010年のル・マンで優勝しています。「特にこのレースでポイントを獲得できなかったのが非常に悔やまれます。リタイアするまでは、絶好調でした。いくつか小さな問題はありましたが、大筋で上手く行っていたと言えます。表彰台も不可能ではありませんでした」。

GTE Amクラスでは、フェルベマイヤー・プロトン・チームが投入した先シーズン仕様の911が熱戦を繰り広げました。セブリングの開幕戦で優勝を果たしているチームオーナーのクリスティアン・リード(ドイツ)とイタリア人チームメートのジァンルカ・ローダおよびパオロ・ルベルティは、レース開始から17時間の時点で4位を走行していました。しかし、222周目、ポルシェ カップの勝者でもあるジァンルカ・ローダは駆動力を失った911をコース脇に停めたのです。一方、フライングリザードモータースポーツのポルシェ911 GT3 RSRを駆るポルシェのワークスドライバー、パトリック・ピレ(フランス)とアメリカ人ドライバーであるセズ・ニーマン/スペンサー・パンペリーは4位に入賞しました。このクラスのポールポジションからスタートした彼等は、レース序盤ではトップを維持していましたが、グラベルに突入してトップ10圏外に脱落する場面もありました。

「まず、何よりチームとドライバーに感謝の言葉を伝えたいと思います」とポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンが語っています。「結果は別として、私達はこのレースを分析し、シーズン後半のGTE Proクラスにおける性能調整についてWECと話さなければなりません。チャンピオンシップ順位はまだ決まっていないので、各チームと共に、来るべきレースに向けてすぐに準備を開始します。私達は希望を持って前を向いていきます」。

世界耐久選手権(WEC)第4戦は、8月26日にイギリスのシルバーストーンで開催されます。

レース結果
GTE Amクラス
1. ボルンハウザー/カナル/ラミー(フランス/フランス/ポルトガル)組、シボレーコルベット、329周
2. アルマンド/ナラック/ポン(フランス/フランス/フランス)組、ポルシェ911 GT3 RSR、328周
3. クローン/ヨンソン/ルゴラ(米国/スウェーデン/イタリア)組、フェラーリF458イタリア、323周
4. ピレ/ニーマン/パンペリー(フランス/米国/米国)組、ポルシェ911 GT3 RSR、313周
5. ベロック/ブレ/ジボン(フランス/フランス/フランス)組、シボレーコルベット、309周
8. ダニエルス/パルッタラ/カマティアス(イギリス/フィンランド/スイス)組、ポルシェ911 GT3 RSR、290周

本日のレースクイーン

宮瀬七海みやせななみ
2025年 / スーパーGT
KOBELCO GIRLS
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円