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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2012.10.31 00:00
更新日: 2018.02.16 12:24

ポルシェ、ジュニア選考プログラムを実施


プレスインフォメーション
2012年10月30日

ポルシェ ジュニアドライバー候補の6名へ最終選考プログラムを実施

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、18歳から20歳までの若手ドライバー6名の中からポルシェ ジュニアドライバーを選出するための総合テストプログラムを10月30日(火)、31日(水)にヴァレルンガ(イタリア)で行います。ポルシェは、2名の合格者に対して2013年度のカレラカップ ドイツへの出場を全面的にサポートします。

 若手ドライバーを選出するための国際的な選考プロセスで最終ステージにまで駒を進めたのは、2名のスイス人ドライバー、レビン・アムヴェーク(18)およびジェフリー・シュミット(18)と、2名のドイツ人ドライバー、デニス・ファン・ド・ラー(18)およびピーター・ショットホルスト(20)、そしてスペイン人のアレックス・リベラス・ボウ(18)とアメリカ人のコナー・ド・フィリッピ(19)です。この6名は最高出力450 PSのポルシェ911 GT3 カップに乗り込み、ヴァレルンガ(イタリア)で実施される総合テストプログラムに臨みます。

 選考プロセスにおいて考慮されたのは、身体的適性、精神面の強さ、物事に対する態度、技術的知識です。6名のファイナリストは、これまでの世界中の有能な若手を相手に様々なフォーミュラシリーズで成功を収めています。その彼らがレースと同じ距離を走行し、予選シミュレーションを実施するなどして安定したタイムを出せるか否かについてテストされます。さらに、それぞれの候補者たちは、テレビインタビューや写真撮影を通じて彼らの持っているコミュニケーションスキルを披露しなければなりません。

 選考プロセスが終了すると、数週間のうちに全てのデータが慎重に審査され、2013年度のカレラカップ ドイツでポルシェのサポートを受けることができる2名のポルシェ ジュニアドライバーが選出されます。ポルシェは多額のシーズン予算を彼らのために費やします。また、それぞれのジュニアドライバーは、ポルシェのモータースポーツ部門が定める規定に基づいたうえで、自身の所属チームを選ぶことが可能です。

 資金援助が受けられるほか、経験あるコーチがサーキットの内外で彼らにサポートを提供するなど、ポルシェ ジュニアは世界で活躍するポルシェのファクトリードライバーと同じレベルの援助を享受することができます。なお、このプログラムには、常にアップデートされる計画的なトレーニングとフィジカルチェックのほかに、メディア対応に関する指導、技術講習、スポンサーに対する活動義務も含まれます。2012年度は、ミカエル・クリステンセン(デンマーク)とオーストリアのクラウス・バハラー(オーストリア)が4年間のプログラムを開始させています。

 1997年以来、ポルシェはモータースポーツの世界で才能ある若手を積極的にサポートしています。今日、ポルシェのワークスドライバーとして活躍しているティモ・ベルンハルト、マルク・リーブ、パトリック・ロング、およびマルコ・ホルツァーも、ポルシェ ジュニアとしてトレーニングを受けたドライバー達です。この奨学金制度が輩出したその他の著名なレーサーの中には、ディルク・ミュラー、ルーカス・ルールおよびマイク・ロッケンフェラーなどもいます。


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