チュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦:セブリング12時間レース/米国
ポルシェ911が2つのGTクラスで優勝
日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のワークスドライバーであるパトリック・ロング(米国)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)/イェルク・ベルクマイスター(ドイツ)組が、第62回モービル1セブリング12時間レースにおいてスターティングナンバー912のポルシェ ノースアメリカのポルシェ911 RSRをドライブし、GTル・マン(GTLM)クラスで優勝いたしました。
ポルシェのワークスドライバー達は1月のロレックス・デイトナ24時間レースに引き続き、2連勝を果たしました。カーナンバー912は、クラスのポールポジションからライバルの各ワークスチームの追撃を退け続けましたが、終盤のコーションフラッグからチェッカーフラッグまでの20分間は激戦となりました。最終スティントを担当したベルクマイスターは、911 RSRでセブリング・インターナショナル・レースウェイ、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイおよびル・マン24時間レースという3つの伝説的な耐久レースで勝利すべく、ライバル達を引き離しました。
今回のセブリングでの勝利は、ベルクマイスターにとっては4回目、ロングにとっては2回目の優勝となります。また、クリステンセンにとっては初めてのセブリング優勝となり、ポルシェのワークスドライバーになってから初となるポールポジション獲得に花を添えました。
カーナンバー911のポルシェ911 RSRのレースは、序盤に早くも決りました。ロレックス・デイトナ24時間で優勝したリヒャルト・リーツ(オーストリア)/ニック・タンディ(イギリス)/パトリック・ピレ(フランス)組が駆る911 RSRは、レース開始から2時間後に発生した事故でノーズに損傷を受けました。その修復に時間を費やし、レースに復帰した時点で、6周遅れのGTLMクラス最下位まで順位を落としました。コースに戻った後レース終了の12時間までチームは戦い続け、優勝したチームメートから4周遅れの9位でフィニッシュしました。
チームファルケンタイヤは、カスタマー向けポルシェ911 RSRの第一号車としてデビューを飾りました。ワークスドライバー、ウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)およびマルコ・ホルツァー(ドイツ)にブライアン・セラーズ(米国)が加わり、クラス9番手でスタート、5位でフィニッシュしています。
GTDクラスでは、マグナスレーシングが投入したジョン・ポッター(米国)/アンディ・ラリー(米国)/マルコ・ジーフリード(ドイツ)組のポルシェ911 GTアメリカがレース序盤の激しい衝突を克服し、強力なライバル達を大きく引き離し、クラス優勝を果たしました。これは、2014年のチュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ用に開発されたレーシングカー、新型ポルシェ911 GTアメリカにとって初の優勝となりました。
ポルシェ ジュニアのアレックス・リベラス(スペイン)がドライブするアレックス・ジョブ・レーシング・ポルシェは、最後まで優勝争いに加わり3位でフィニッシュしました。
ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンのコメント
「いつものセブリングらしく、本当にすごいレースでした。両方のGTクラスで表彰台のトップに上れたのは偉大な成果です。カーナンバー911のドライバー達は不運に見舞われましたが、それ以外はまったくミスがありませんでした。シリーズのこれほど早い段階で2勝を挙げられたのは、大変誇らしいことです。優勝したGTLM車両をミカエル・クリステンセンが、また、GTD車両をポルシェ ジュニアのアレックス・リベラスがドライブしていたという事実は、ポルシェジュニアが的確で正しいプログラムであることの証明です。本当に素晴らしい結果が出ました」
パトリック・ロングのコメント
「昨夜は、私達は遅くまでここに留まっていました。メカニック達にその理由を尋ねられ、ここに勝つために来ているからだと答えました。今朝もサーキットに来て、また同じことを言いました。私達にはミカエルのすばらしい予選結果を最初のスティントでのリードにつなぐという戦略がありました。日中は特に大きな動きがなく、レースの山は日没後になることがわかっていました。私達は戦略を実行し、勝利することができました」
ミカエル・クリステンセンのコメント
「このように強力なチームの一員となれることは、すごい経験です。私が今感じている以上の幸せを感じることはできないと思います。すべてが噛み合ってこの結果が出たのは、最高の気分です」
イェルク・ベルクマイスターのコメント
「私は、最後の数周は自分にミスを犯さないように言い聞かせていました。クルマの調子は本当に良かったので、序盤は、かなり激しくプッシュしました。残り5分と知らされたとき、チームメート達のためにミスをしたくなかったので、多少ペースを落としてクルマのコントロールに集中しました。パトリックは、いつも私は夜に強いと言ってくれていますが、上手く行って何よりです」
ニック・タンディのコメント
「レースは残念な結果に終わりましたが、良い材料も多くあります。クルマは非常によい走りを見せてくれました。チームメートは優勝し、我々のクルマのポテンシャルを示してくれました。またレース序盤でのトラブルを克服した後は、非常に良いペースで周回を重ねました。そこに評価すべきプラスの要素があります。2つのレースでチャンピオンシップ・ポイントも獲得できたので、次のロングビーチ戦でもポイントを取りに行きます」
リヒャルト・リーツのコメント
「今日は多くの不運に見舞われました。クルマは非常によいので、今後のレースには自信を持っています。時には残念な結果に終わることもあります。これを受け入れ、ロングビーチに向けて準備を続けなければなりません」
パトリック・ピレのコメント
「私はフェラーリを追いかけていましたが、LMPCクラスの車両が前方でスピンし接触するのを避けきれませんでした。この接触でフロントバンパーを破損し、5周を失いました。大事なときに波が来なかったという感じです。クルマの調子は良かったのですが、今日は運が悪かったのです」
ウォルフ・ヘンツラーのコメント
「私達は、十分なテストの時間が取れなかったため、予選では良いタイムが出ませんでしたが、決勝は別でした。クルマは完璧で、ピットストップではクルーがすばらしい仕事をしました。ドライバーも全員がすばらしい働きをし、表彰台が視野に入っていましたが、最後のピットストップで運が尽き、順位を落としました。デイトナに出場しなかったことを考えれば、全体的に非常に満足しています。次のレースに向けて、私達は多くを学びました」
マルコ・ホルツァー
「これまでレースで使用したことのないまったくの新車であることを考えれば、私達はレース全体を通じて非常に安定した周回を刻むことができていたので、5位以上には入りたかったです。最後のイエローフラッグのタイミングが悪かったのですが、5位の結果に非常に喜んでいます。プチ・ル・マンでまたファルケンとともに戦うのを楽しみにしています」
レース結果
GTLMクラス
1. クリステンセン/ロング/ベルクマイスター(デンマーク/米国/ドイツ)組、ポルシェ911 RSR、286周
2. ボマリート/ベル/ウイットマー(米国/イギリス/カナダ)組、バイパーGTS-R、286周
3. プリオール/オーバーレン/ハンド(イギリス/米国/米国)組、BMW Z4 GTE、286周
4. ベルトリーニ/クローン/ヨンソン(イタリア/米国/スウェーデン)組、フェラーリF458イタリア、286周
5. ヘンツラー/セラーズ/ホルツァー(ドイツ/米国/ドイツ)組、ポルシェ911 RSR、285周
6. ギャビン/ミルナー/リデル(イギリス/米国/イギリス)組、シボレーコルベット、285周
9. リーツ/タンディ/ピレ(オーストリア/イギリス/フランス)組、ポルシェ911 RSR、282周
GTDクラス
1. ラリー/ポッター/ジーフリード(米国/米国/ドイツ)組、ポルシェ911 GTアメリカ、278周
2. ベル/スイードラー/メディアーニ/セガール(イギリス/米国/イタリア/米国)組、フェラーリF458イタリア、278周
3. リベラス/ファルンバッハ/ジェームス(スペイン/ドイツ/米国)組、ポルシェ911 GTアメリカ、278周
4. マクニール/キーン/フロメンヴィーラー(米国/米国/スイス)組、ポルシェ911 GTアメリカ、278周
5. アルバカーキ/ニーマン/フォン・モルトケ(ポルトガル/米国/米国)組、アウディR8 LMS、278周
6. ミース/プットマン/エスペンラウブ(ドイツ/米国/米国)組、アウディR8 LMS、278周
チュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップの第3戦は、4月12日にカリフォルニア州ロングビーチの市街地コースで開催されます。
