WEC世界耐久選手権に参戦しているポルシェは、2月8日〜12日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで今季2度目のテストを実施。2015年仕様の919ハイブリッドを投入し、合計で5118kmを走破している。

 昨年からWEC/ル・マン24時間のLMP1クラスに参戦しているポルシェは、今年も919ハイブリッドと名付けられたマシンの2台体制でシーズンにフル参戦。ル・マンには3台目のマシンも投入することを明かしており、ライバル陣営に先駆けて今季仕様のマシンも公開。昨年末にシェイクダウンを行い、今年最初のテストは1月半ばに行ったことを明かしている。

 今回のテストには、ロマン・デュマ、ブレンドン・ハートレー、マルク・リーブ、ニコ・ヒュルケンベルグに加えて、昨年のシリーズ最終戦で大クラッシュを喫したマーク・ウエーバーも「良好な状態」(アンドレア・ザイドル/チーム監督)で参加。タイヤテストをはじめ、セットアップや空力に関するプログラムのほか、デフやトラクションコントロール、ハイブリッドシステムによる戦略に関するテストも行われた。

 テスト期間中には、風と砂によって正確なデータの収集が阻まれ、プログラムを夜間に後ろ倒して行った日もあったということだが、テクニカルディレクターを務めるアレックス・ヒッチンガーは「頭が痛くなるような問題には遭遇しなかった」と明かしているほか、「昨年の車両との比較が行えるサーキットでの最初のテストだったから参考になったよ」とも語っており、開幕に向けて順調にプログラムが進んでいることをうかがわせる。

 また、今回のテストには、ル・マン24時間に投入される3台目を担当するメカニックやエンジニアも参加。マシンへの習熟を深め、「十分に力を発揮した」(フリッツ・エンジンガー/LMP1プロジェクトリーダー)ということだ。またエンジンガーは、ポルシェがこれからハイブリッドシステムに関するエネルギーテーブルを最終決定するのだと明かしている。

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