たマシン、911 GT3Rハイブリッドをアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)最終戦プチ・ル・マン、アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)上海にエントリーすると明らかにした。
このポルシェ911 GT3Rハイブリッドは、ポルシェの最新式のGT3規格マシン、GT3Rにウイリアムズ製のKERSを搭載、フロントアクスルに設置された2基の電気モーターがエンジンをアシストするというもの。今年はニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)、ニュルブルクリンク24時間に参戦し、ニュル24時間ではワークスマシンがひしめく中、8時間に渡ってトップを快走。大きな話題となった。
そのポルシェ911 GT3Rハイブリッドが再びその姿を現すのは、ALMS最終戦プチ・ル・マンと、インターコンチネンタル・ル・マン・カップの一戦でもあるAsLMS上海戦。ALMSは今年からGTカテゴリーは単一のカテゴリーとなっているため、大激戦の『LM-GT』クラスに登場することになるが、まだALMSのGTカテゴリーではハイブリッドが許可されていないため、ポイント対象外の扱いとなる。上海戦でもポイントはつかない。
プチ・ル・マンには、ALMS側からの“招待”という形で参戦が決定した911 GT3R。「911 GT3Rハイブリッドはニュルブルクリンク24時間で優れたパフォーマンスを発揮したため、今後も私達はさまざまなサーキットでより多くのハイブリッドテクノロジーに関する経験を蓄積したいと意欲を燃やしている」とポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンは語る。
「同時に、私達のマーケットにとって最も重要なファンの皆様やお客様に、私達の『レースラボ』のレースでの活躍をご覧いただきたいと願っています」
