WEC世界耐久選手権のLMP1-Hクラスに参戦しているポルシェは、スペインのアラゴンで今季最後となるインシーズンテストを実施したことを明らかにした。このテストには、ポルシェのGTプログラムでワークスドライバーとして活躍しているニック・タンディ、パトリック・ピレ、リチャード・リエツも参加し、919ハイブリッドをドライブしている。

 ポルシェは、10月20日〜23日の4日間の日程でテストを実施。LMP1をレギュラードライバーとして戦うニール・ジャニ、ティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマとともに、タンディ、ピレ、リエツの3人も参加した。テストでは、4日間で4284kmを走行し、終盤3戦に向けたセットアップとタイヤテストをこなしたということだ。

「ここ数年、ポルシェ・モータースポーツの一員として活動しているけど、最高峰カテゴリーのテストプログラムに貢献することができてとても嬉しいよ。個人的にも、再びダウンフォースの大きいマシンをドライブし、LMPプログラムのエンジニアやドライバーたちから学ぶことができてとても良かった」とテストを振り返ったのはタンディ。

「とても楽しむことができたし、いい仕事ができたと思っている。GTプログラムは大好きだけれど、ル・マンにLMP1で参戦し総合優勝を狙うチャンスを得ることができたらそれは素晴らしいことだ。スポーツカードライバーにとっては最大の目標だからね」

 ポルシェでLMP1チームの代表を務めているアンドレア・ザイドルは「内部でのステップアップは重要なことだ」と語る。

「ポルシェのGTチームのドライバーたちはトップクラスだし、非常に良く訓練されている」

「LMP1チームは初期からその恩恵を受けていた。テストをしてもらうことでそれに報いることができて嬉しく思っているよ」

 なおポルシェは、9月に行った919ハイブリッドのテストでも、GTプログラムからフレデリック・マコウィッキとマイケル・クリステンセンを起用。ポルシェのこうした動きは、来季のル・マンで3台体制を検討しているためと見られている。

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