ル・マン24時間の予選でポールポジションを獲得したアウディ1号車のアンドレ・ロッテラーは、最高の結果を出すことができたと、予選の戦いを振り返った。
ハイブリッドマシンの1号車アウディR18 e-tron quattroを駆るロッテラーは、木曜夜に行われた最終予選で、昨年のベストタイムを約2秒も上回る3分23秒787の最速ラップを記録し、アウディにル・マン7回目となるポールポジションをもたらした。
「ポールポジションを獲得して最高の気分だ」とドイツ出身のロッテラーは語っている。
「もちろん、レースでは多くのことが起こると思うが、R18 e-tron quattroが最強のマシンであることを、我々のパフォーマンスが証明した。この1年間、懸命な作業を続けてくれたチームのスタッフ全員にお礼を言いたいと思う。わずか1セットのニュータイヤと、たった1周のフリーラップをものにして、最高の結果を出すことができた。私たちのマシンがスピードで勝っていることが分かって良かった。ライバルも負けていないからね。トヨタも、予選の後半でその実力を示してみせた。レースでは最高のポジションからスタートを切ることができ、ここ数日間のメカニックのハードワークに応えることができたと思っている」
ロッテラーと同じ1号車を駆るブノワ・トレルイエは、「予選の結果には大いに満足している。すべてがプラン通りに進んだ。アンドレ(ロッテラー)のファステストラップで、フロントロウを確保できた。これからは、レースのセットアップに集中したいと思う。良好なセットアップは既に見つけているので、レースでは自信を持っている。マシンの状態は非常に良いので、いつでも24時間レースのスタートを切ることができる」とコメント。
マルセル・ファスラーも、「まず最初に、アンドレ(ロッテラー)のスーパーラップを祝福したいね!彼は、ロイック・デュバルにトップタイムを奪われた後、さらに反撃に出た。本当にすごいと思う。彼のことを尊敬する。マシンの状態は良好だ。夜間と昼間の両方で、良いリズムが掴めている。R18 e-tron quattroは運転しやすいマシンなので、レースには自信を持っている。これは、24時間レースでは非常に重要なことなんだ」と述べた。
アウディは、ロイック・デュバルが乗る従来型パワーユニットを搭載した3号車R18 ultraもトップとわずか0.291秒差で2番手を獲得。トム・クリステンセンの2号車は4番手。4号車も6番につけ、アウディスポーツ・チーム・ヨーストが走らせる4台すべてが3列目以内につけている。
