2015/01/14
アップデート版マツダプロトタイプ、デイトナ24時間に向けて好発進

 1月9日(金)〜11日(日)に米フロリダ州のデイトナインターナショナルスピードウェイにて、本年のTUDORユナイテッドスポーツカー選手権(TUSC)の公式テストデー「ロアー・ビフォー・ロレックス24」が行われ、マツダUSAのオフィシャルチームであるスピードソースは、2台の「マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング」を走らせ、好感触を得たと伝えています。

 2台のマツダプロトタイプにとって、本年はデビュー2年目のシーズンとなります。初年の昨年は、エンジン・パワー不足や排出熱の処理に手間取り、なかなか本来のパフォーマンスを発揮できませんでしたが、10月からの3ヶ月間でチームはマシン各部に改良を施し、アップデート版のマシンを組み上げてデイトナに戻ってきました。2.2リットルSKYACTIV-Dディーゼルターボエンジンは、シリンダーヘッドの改良などによって、昨年より50馬力以上の出力向上を果たしているとのことです。ブロックなどの基幹部分の多くには、これまで同様ロードカー用量産部品が多用されています。また、課題だったエンジンベイの冷却についても、大幅に改善されているようです。

 三日間のテストを終えたチーム代表のシルベイン・トレンブレイは、「テストを通じて、最後のセッションは非常に良い内容でした。オフシーズンにハードワークをこなし、ここまでマシンを仕上げてくれたチームスタッフ達の働きには大変満足しています。私の仕事は、チームとエンジニアたちの調整やシミュレーションワークを利用して、さらに最適セットアップのきっかけをつかむことでした。結果として、とても効果的なセットを見つけることができました。クルマはとても運転しやすく、快適です。今夜レースがあったとしても十分対応できたと思います。とっても満足しており、ハッピーです」と語っています。

 テストのチーム編成は、70号車にトリスタン・ヌネス、トレンブレイとチームに復帰したジョナサン・ボマリートが組み、07号車はジョエル・ミラーとトム・ロング、ベン・デブリンの3名となっています。トップグループのデイトナプロトタイプとのラップタイム差はまだ3秒ほどありますが、セカンドグループとは遜色ないパフォーマンスが発揮できています。細部を磨きあげていくことでこの差を短縮できれば、目標の初ポディウムフィニッシュはそう遠い将来ではないはずです。

http://mzracing.jp/americanracing/2406

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