TUSCロングビーチ、#07マツダLMP2が8位完走
TUDORユナイテッドスポーツカー選手権第3戦ロングビーチ100分レースがカリフォルニア州ロングビーチの特設ストリートコースで開催され、マツダUSAのオフィシャルチームであるスピードソースから出場した#07マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング(ジョエル・ミラー/トリスタン・ヌネス)はプロトタイプクラス8位で完走しました。
今回のTUSCスプリントラウンドは通常のレースと異なり、LM PCカーやデイトナGTカーは不在のため、プロトタイプクラスとLMGTEクラスの合計20台が出場しました。今回はインディカーレースのロングビーチGPと同時開催であることに加えて、パドックもコース幅も狭くエスケープゾーンがないため、台数が制限されています。
このレースにスピードソースチームは、エンジン出力が約10%向上したスプリントスペックを#70(シルベイン・トレンブレイ/トム・ロング)に投入。#07はこれまでの初期型エンジンでの参加となりました。金曜日に行われたプラクティス走行では、新エンジンはドライバーにも好評でした。しかし、予選直前にフューエルセルからの燃料リークが発見され#70は予選ノータイムとなりました。
クルー達の修復作業によって、土曜日15時5分からの決勝レースのスタートラインに#70は間に合いました。しかし、クラス最後尾からスタートした#70は1周目こそ良い加速をみせていましたが、2周目には早くも白煙を上げてピットイン。リスタートできず、戦列を離れることとなります。のちにオーバーヒートであることがわかりました。
一方の#07はクラス10番手からスタートして淡々と時計のように周回し、8位でレースを終えました。ドライバーのヌネスは、「僕らのクルマはセブリングからさらに進化し、ハンドリングも改善されています。今回のレースでは何ひとつ問題はありませんでした。次のマツダレースウェイ・ラグナセカ戦は僕たちにも新エンジンを搭載してもらえるので、とっても楽しみです」と語っていました。
#70のオーバーヒートも冷却水経路の問題で、エンジンそのもののトラブルではないとのことです。
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