BMWカスタマー・レーシングの1チームであるマルクVDSチームが、来月アゼルバイジャンの首都バクーで開催されるFIA-GTシリーズ最終戦にスポット参戦することになった。
今季ブランパン耐久シリーズに参戦し、チームタイトルを獲得したマルクVDSは、11月23日〜24日にバクー市街地で開催されるFIA-GT最終戦にエントリー。BMW Z4 GT3の1台体制で、マキシム・マルタンとニッキー・キャツバーグがマシンをドライブする。
チーム代表で、過去にF1ミナルディに在籍した経験をもつバス・ラインダースは、アゼルバイジャンへのレースにBMWが参加を希望したことから参戦が実現したと語っている。
「BMWモータースポーツからの支援は素晴らしいもので、ニュルブルクリンクでともに収めた成功も含め、彼らとともに働くことに誇りを持っているんだ」とラインダース。
マルクVDSの他にも、ブランパン耐久シリーズでジェントルマントロフィーを獲得したソフレフ-ASPもフェラーリ458でバクー戦への参戦を検討している一方、ニッサンGT-RニスモGT3を走らせるRJNモータースポーツは参戦しない意向だという。
シリーズをプロモートしているステファン・ラテル・オーガニゼーションによれば、FIA-GTに参戦した24台以外に、イギリスGT等から6チームを最終戦バクーに招待する予定だという。