フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロは、30日に決勝レースが行われたWEC世界耐久選手権第8戦バーレーンで、AFコルセとジャンマリア・ブルーニがチャンピオンを獲得したことについて、喜びを語った。

 初年度の2012年に、LM-GTEプロクラスのチャンピオンを獲得したAFコルセ。しかし今季はアストンマーチン・レーシングとポルシェAGチーム・マンタイが強力なワークス体制を敷き、小林可夢偉を加え強化を図ったAFコルセだったが、昨年に比べ大いに苦戦を強いられた。

 しかし、レースでは地力の強さをみせ、最終戦バーレーンでも予選では苦戦したものの、決勝ではチャンピオン獲得に向けコンビ変更をしたブルーニ/トニ・バイランダー組51号車が優勝。可夢偉/ジャンカルロ・フィジケラ組71号車が3位に入った。

 この結果、AFコルセはチームトロフィーを、フェラーリはGTEマニュファクチャラーカップを、ブルーニがGTドライバーカップを獲得。いずれも第7戦上海終了時にはアストンマーチン勢にリードを奪われていたが、すべて逆転で3冠を得ることとなった。

「2年連続ですべてのタイトルを獲得することができ、私は非常にハッピーだよ」とferrari.comに対して語ったモンテゼモロ。

「この結果は、AFコルセの一貫した努力によるものだ。そして、私は彼らに祝福の言葉を贈りたい。また、イタリア人ドライバーがワールドチャンピオンに輝いた瞬間を見ることができたのも、本当に喜ばしく思っているよ」

「ブルーニは長年我々と一緒に働いてきたからね。この勝利にふさわしいだろう」

 モンテゼモロはまた、LM-GTEクラス車両としてのフェラーリ458の優秀さについても喜んでいると語った。

「458イタリアは素晴らしい車両だ。ここ何年にも渡ってトップを争う車両であり続けたことは間違いないんだからね」

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