2011年F1ブラジルGPの日曜決勝で、HRTのダニエル・リカルドは20位、ビタントニオ・リウッツィはリタイアだった。
■HRT F1チーム
ダニエル・リカルド 決勝20位
ペースが一定ではなく、浮き沈みのあるレースだった。ファーストスティントの最初の数周ではトニオとグロックより速さがあるように思えたが、数周後には彼らに引き離されてしまい、僕の方が速かったのかどうか分からなくなった。セカンドスティントではまたオプションタイヤを履き、ペースは悪くなかったけれど、タイヤを傷めてしまい、そのタイヤが終わってしまったので、プライムへの交換を早めなければならなかった。プライムが機能し始めるまでには数周かかったが、いったん機能するようになるとそれまでよりいいタイムが出るようになった。その時には前のダンブロジオとの差がかなり広がっていたが、レース終盤にいいラップタイムを出し続けられたというのは僕にとっていいことだ。とても素晴らしい6カ月だった。今シーズンを振り返ってみて満足している。常にもっと上を考えてしまうものだけれど、現実的に見てとてもいいシーズンだったし、たくさんのことを学べた。それを実現させてくれたHRTとレッドブルに感謝したい。
ビタントニオ・リウッツィ 決勝リタイア
スタートでマシンがアンチストールモードに入り、クラッチをリリースしたらマシンが止まり、皆に抜かれてしまった。そのため、1コーナーで最後尾になったけれど、1周の間になんとか挽回できた。予選ではすべてがうまくいき、決勝ではいいペースで走り、ヴァージン勢といい戦いができた。だからこそ終盤にオルタネーターのトラブルでリタイアしなければならなかったのは本当に悔しい。いい結果でシーズンを終えたかったから残念だよ。それができたはずなのにね。これから来年に向けて作業を進め、この問題の解決に努め、挽回を図らなければならない。僕らは毎戦強さと競争力を発揮する必要があるんだ。