第83回ル・マン24時間耐久レースは7日、ル・マン市内のリパブリック広場で行なわれた公開車検で幕を明けた。
快晴に恵まれた車検初日は、14時から行われたストラッカ・レーシングの42号車ストラッカ童夢S103・ニッサンの車検からスタート。昨年のLMP2クラスを制したJOTAスポーツの38号車ギブソン015・ニッサンに続いて、開幕2連勝を果たしているアウディ陣営も車検に臨んだ。
今年16年ぶりにル・マンのトップカテゴリーに臨むニッサンも、この日に車検をパス。FFレイアウトを採用したGT-R LMニスモの造形をひと目見ようと、マシンの搬入の最中から多くのファンが詰めかけた。21号車のドライバーを務める松田次生も、ファンの前に姿を見せている。
また、エンジンスイッチによりWEC世界耐久選手権の開幕2戦を欠場したレベリオンR-One・AERの2台もこの日の車検に臨んだほか、チーム・サード-モランドの43号車モーガンEVO・サードも車検を終えている。そのほか、デンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRも車検を行い、米俳優のパトリック・デンプシーは女性ファンを中心に多くの声援を集めていた。
ル・マン24時間の公開車検は8日も実施。2日目にはLMP1を戦うトヨタとポルシェも車検に臨むことになっている。