11月30日、富士スピードウェイでニッサン/ニスモのファン感謝イベント『NISMO FESTIVAL 2014』が行われ、2015年のニッサン/ニスモのWEC世界耐久選手権、ル・マン24時間復帰に向け、往年のニッサンスポーツカーがデモランを行った。

 このニスモフェスティバルは、ニッサン/ニスモが1年の感謝を込めてファンに向け行うイベントで、この日はなんと3万5000人ものファンが富士スピードウェイに詰めかけた。今季はスーパーGT500クラスのチャンピオン獲得をはじめ多くの見どころがあったが、その中でも注目を集めたトピックのひとつが、2015年からのル・マン復帰だ。

 もともとグランドスタンドで熱く声援を送る日産応援団も、ル・マン24時間が発祥の地。それだけにファンの間でも、今回のル・マン復帰は長年待ち続けた待望のもの。そんなファンの期待に応えるように、ニスモフェスティバルでも『Road to Le Mans 2015』と題したイベントが組み込まれた。

 この日はピット内に、これまでのニッサンのル・マン挑戦史を彩ったR85VをはじめグループCカーのR88CやR89C、R90CK、スカイラインGT-R LM、R390 GT1、R391等のGT1カー、LMPカーが展示されることに。座間記念庫に大切に保管されている車両たちだけに、美しく輝く往年のマシンたちに訪れたファンは盛んにシャッターを切っていたのが印象的。

 そのマシンたちがピットロードに並べられ、長谷見昌弘監督駆るR91CP、星野一義監督のR390、本山哲のR391という3台がデモランを行った『Road to Le Mans 2015』。走行の後は3人に加えKONDO RACINGの近藤真彦監督らが加わり、ル・マンへの思いを披露。R390はかなり状態が良かったようで、星野監督も「これで来年のル・マンに出られるよ」と上機嫌だった。

 来季ル・マンに臨むニッサンGT-R LMニスモはすでにシェイクダウンが行われているというが、残念ながらこの日のお披露目はなし。ニスモ宮谷正一社長は「年明けまでお待ちください」と語ったが、往年のル・マンチャレンジャーたちのデモランで、ファンの期待も大いに高まったはずだ。

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