6月13日〜14日に開催されるル・マン24時間耐久レースの最新エントリーリストが公開されている。今回のリストには、各チームのドライバーラインナップも記された。

 今年もWEC世界耐久選手権の第3戦として開催されるル・マン24時間。83回目を迎える伝統のレースに、今年も4クラス合計で56台のマシンが名を連ねている。今年2月に発表されたリストには、各チームともドライバー名は1名のみ記される形となっていたが、今回はそれぞれのラインナップまで発表となっている。

 14台がエントリーするLMP1クラスでは、いよいよニッサンGT-R LMニスモが登場予定。また、アウディ、ポルシェ、ニッサンは3台体制で臨むこととなる。メーカーワークスチームのドライバーラインナップはすでに各チームから発表されている通りではあるが、WEC第2戦初日のクラッシュで第4腰椎を負傷し、現在はイタリアでル・マン参戦に向けてリハビリ中の中嶋一貴の名前も記載された。もちろん、同じく日本人ドライバーとして、先日GT-R LMニスモの初テストに臨んだ松田次生も21号車GT-R LMニスモのドライバーとしてラインナップされている。

 同じくLMP1を戦うプライベーター勢も、エンジンのスイッチによって開幕2戦を欠場したレベリオン・レーシングがこのル・マンからシーズンに復帰予定。AERエンジンを搭載したR-Oneの2台体制で臨むほか、バイコレスも引き続き4号車CLM P1/01で参戦。この4号車には、元F1ドライバーで、現在はWTCC世界ツーリングカー選手権でホンダ・シビックWTCCもドライブしているティアゴ・モンテイロも名を連ねている。

 LMP2クラスは、4クラス中で最多となる19台が参戦。バッヂの違いも含めれば計9車種が投入されており、19台中14台がニッサンエンジンを搭載する。ドライバーとしては、日本でも活躍するオリバー・ターベイ(JOTAスポーツ)やビヨン・ビルドハイム(グリーブス・モータースポーツ)のほか、元F1ドライバーのカルン・チャンドック(マーフィー・プロトタイプス)、そしてトヨタLMP1のリザーブも務めるニコラス・ラピエール(KCMG)も名を連ねている。

 LM-GTEプロクラスはフェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンに加えて、今年もシボレー・コルベットの2台が参戦、計9台で争われる。AFコルセの51号車には、ジャンカルロ・フィジケラモも名を連ねている。また、コルベットC7.Rの63号車には、ヤン・マグヌッセンとライアン・ブリスコも乗りこむ。

 LM-GTEアマクラスは14台が参加。当初はリザーブリストに名を連ねていたライリー・モータースポーツ-TI オートがエントリーリストに入ったことで、SRTバイパー GTS-Rがル・マンに登場することになった。

 また、リザーブリストにも注目の名前が。リザーブ1に名を連ねているKCMGの49号車オレカ03R・ジャッドのドライバーとして、今年のデイトナ24時間でGTDクラスを戦った藤井誠暢と星野敏の名前が記されている。このKCMGの49号車の3人目には、クリスチャン・クリエンも名を連ねており、繰り上がりでエントリーすることになれば非常に楽しみな1台ともなりそうだ。

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