デイビッド・ブラバムは、2009年のル・マン24時間で、プジョー908 HDiを同レース初優勝に導くと共に、自身初の総合優勝を獲得した。
ブラバム、マルク・ジェネ、アレックス・ブルツの駆るプジョー9号車は、スタート後5時間50分ごろにトップに立ち、トラブルなく走りきって優勝を飾った。
「実感するまでに数日はかかるんじゃないかな」とブラバム。
「本当に信じられないよ。言葉がない。素晴らしい仕事をしたチームに勝利を持ち帰ることができて嬉しい。僕らは、過去2年、僕がアストンマーチン・レーシングでしたような完璧なレースをした。プジョーには大きなプレッシャーがかかっていたが、積極的に事にあたり、それが報われた。最高だね」
「僕らの戦略は、マシンをとにかく労わるというものだった。タイヤやブレーキ、特にフロントブレーキの消耗が思ったよりひどかったからね。ドライビングスタイルを調整し、ターゲットとなるラップタイムをコンスタントに出し続けようと決めた。ペースを落として走ったが、他のマシンにはトラブルが出たので、(作戦は)うまくいった。僕らはひとつもミスを犯さなかった。このレースを制するにはそれが重要なんだ」
