第80回ル・マン24時間耐久レースは14日、予選2回目のセッションが行われ、ロイック・デュバルがアタックした3号車アウディR18ウルトラがトップタイムをマーク。アウディ勢がトップ3を占めた。

 やや陽が傾いた現地時間19時からスタートしたル・マン24時間の予選2回目。すでに予選1回目でマークされたタイムに対し、この予選2回目およびこの後に行われる3回目でどう更新されていくかが焦点となる。序盤、アウディ勢はアウトラップでピットに戻る一方、トヨタ勢は積極的に周回をかけにいく。

 そんな中、早くも前日のタイムを更新してきたのは、ピットから出てきたアウディ勢。まずはロマン・デュマ駆る3号車アウディR18ウルトラが前日タイムを更新。さらに、1号車を駆るアンドレ・ロッテラーが3分25秒台の壁を突破。3分24秒997でさっそくタイム更新。また、7号車トヨタTS030ハイブリッドも中嶋一貴のドライブで、前日のタイムを更新した。

 セッションは1時間前後にはロングラン主体となり落ち着きをみせるが、そんな中残り50分を切ったあたりで7号車トヨタがニコラス・ラピエールのドライブでタイムアップ。一方、アウディ勢は4号車がタイムアップし、7号車トヨタの前へ。アウディがトップ4を占め、セッション終盤を迎えていく。

 予選3回目にむけてアウディ勢を追いたいトヨタ勢だったが、開始1時間すぎに、アンソニー・デイビッドソン駆る8号車がフォードシケインでコースアウト。8号車はすぐにピットに戻り、再びコースインを果たしたものの、残り30分というところで7号車もフォードシケインで姿勢を乱しコースオフ。そのままピットに戻った。

 一方、アウディ陣営は残り30分からアタックを開始。まずトップに浮上したのはロイック・デュバルが駆る3号車アウディR18ウルトラ。3分24秒078でトップに立ってみせた。

 終盤、トヨタ陣営は7号車がピットに入ったままとなってしまい、さらに8号車がダンロップブリッジを過ぎたあたりでスローダウン。ゆっくりとピットに戻ってしまい、終盤のアタックはならず。コース上では、最終コーナーでLMP2クラスの38号車ザイテック・ニッサンがコースアウト、クラッシュしパーツが飛散してしまったため、他マシンのセッション終盤のタイムアップは実現せず、そのまま終了となった。

 この予選2回目の結果、総合トップは3号車アウディ。1号車、2号車とアウディ勢がトップ3を占めた。8号車トヨタが残り30分というところでマークしたタイムが4番手となっている。5番手には4号車アウディ、7号車が6番手となった。ガソリンエンジン車の最上位は21号車HPD ARX-03a・ホンダの7番手。レベリオン・レーシングのローラ・トヨタが2台続き、17号車童夢S102.5は前日と変わらず10番手となっている。

 LMP2クラスは、OAKレーシングの24号車モーガン・ジャッドがトップ。シグナテック・ニッサンの26号車オレカ・ニッサンが2番手、46号車オレカ・ニッサンが3番手につけている。前日消火器のトラブルに見舞われた0号車ニッサン-デルタウイングは、このセッション終盤にブレーキにトラブルが発生。タイムは総合28番手となっている。

 LM-GTEプロクラスは59号車ラグジュリー・レーシングのフェラーリ458がトップ。97号車アストンマーチン・バンテージが2番手、74号車ポルシェが3番手となっている。

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