スイスのレベリオン・レーシングは、2016年も引き続き2台体制でWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦することを明かすとともに、ドライバーラインアップを発表した。

 プラベーターとしてLMP1クラスを戦い、14年からはノンハイブリッドのオリジナルLMP1マシン『R-One』を採用しているレベリオン。昨年は開幕前にエンジンをトヨタ製からAER製にチェンジした影響で開幕戦を欠場したものの、ル・マン24時間でクラス優勝を飾ったこともあり、LMP1プライベーターとして4年連続の王座に輝いた。

 今年も引き続きAERエンジンを搭載したR-Oneの2台体制でル・マン24時間を含むWECの全戦に参戦する予定であることを明らかにしたレベリオン。ドライバーラインアップも継続となり、1台にはニコラス・プロスト/マティアス・ベッシェに加え、昨年最終戦は怪我で欠場したニック・ハイドフェルドもチームに残留することになった。もう1台の車両では、ドミニク・クライハマー/アレキサンドレ・インペラトーリとともに、終盤2戦でチームに加わったマテオ・テュシャーが起用されている。

 チームを率いるバート・ヘイデンは「AERとともに、我々は2015年に発生した問題にハードに取り組んでおり、さらにステップを前に進める必要がある」と今季に向けてコメント。

「すでにテストのプログラムを立てていて、シーズン開幕戦を欠場した昨年とは異なり今年は開始の準備ができている。3月にポールリカールで行われるプロローグにも参加する予定だ」

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