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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.04.13 00:00
更新日: 2018.02.17 07:19

ロッテラー「この勢いでスパやル・マンに臨みたい」


2015/04/13
Audi、FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦、シルバーストーンで優勝
● ファスラー / ロッテラー / トレルイエ組のAudi R18 e-tron quattroが優勝

4月12日 インゴルシュタット
 シルバーストーン: アウディスポーツは、2015年シーズンを最高のスタートで飾りました。シルバーストーンで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦において、マルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ組のAudi R18 e-tron quattroが、幾度もトップが入れ替わる激しい展開となったスリリングな6時間レースを制し、優勝を獲得しました。

 英国で開催された6時間レースを目の当たりにした観客は、今年のWECシーズンが波乱の展開となると予測したのではないでしょうか。レース開始からゴールまでの間、アウディ、トヨタ、そしてポルシェの各チームが全力を尽くし、幾度もサイド バイ サイドの激しい闘いを繰り広げました。そしてチェッカーフラッグが振り下ろされた時、ゼッケン7号車のAudi R18 e-tron quattroは、2番手にわずか4.610秒というアドバンテージで勝利しました。ルーカス ディ グラッシ / ロイック デュバル / オリバー ジャービス組は、2回の予定外ピットインを余儀なくされたため、5位でレースを終えました。

 アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは「6時間を見事な走りで闘い抜いてくれたマルセル、アンドレ、そしてベンに最大の祝辞を伝えたいと思います。今回の優勝は、最高の開幕戦であると同時に、オフシーズンに多大な苦労を重ねてきたチーム全員に対する、最高のプレゼントとなりました。さらに、これからの数週間に待ち受けているハードワークに向かう我々に最高のモチベーションをもたらせてくれました。シルバーストーン大会は、今年のWECシーズンが、これまでになくスリリングでタフな展開になることをまざまざと感じさせてくれました」とコメントしています。

 ゼッケン7号車の状況は、レース序盤ではさほど有利なものではありませんでした。セレクトしたギヤへの切り替えにタイムラグが生じるトラブルに見舞われていたため、5番手グリッドからスタートしたブノワ トレルイエは不利な形勢となり、レース序盤の数周にわたって、もとのポジションに復帰するための厳しいバトルを余儀なくされました。しかし、スタートから2時間30分がたち、アンドレ ロッテラーがマルセル ファスラーからステアリングを託されると、ロッテラーは30分後にトップの位置を獲得しました。