ローラ・カーズは、2012年のル・マンLMP2規定向けマシンとしてローラB12/80をリリースすると明らかにした。プライベーター向けのパッケージとなり、カスタマーはローラのサポートプログラムを得ることができる。

 このローラB12/80は、LMP2のコストキャップに対応した新世代のLMP2用クーペで、ローラのLMP1、LMP2での経験が盛り込まれているという。もちろんこのマシンでル・マン24時間、ル・マン・シリーズ(LMS)、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)、そして2012年から新設されるFIA世界耐久選手権(WEC)に出場することができる。

 ローラ・カーズの常務を務めるロビン・ブランドルは「今回のB12/80のアナウンスは、このカテゴリーでローラが将来的に関わっていくことを約束する重要なものだ。我々のエンジニアたちは、B12/80の空力を磨くため努力を惜しまなかった」と語る。

「我々は、来年から世界的な規模で行われる最もコンペティティブで、最も信頼性があり、最も費用対効果が高い耐久レースの世界に、興味を持っている方々を招待したい」

 これまで同様に、このローラB12/80を購入したカスタマーはローラのテクニカルセンターを使用することができ、エアロマップの使用、セブンポストリグの使用、また、LMSとル・マン24時間ではスペアパーツのサプライを使用することができるなど、豊富なカスタマープログラムを享受することができる。

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