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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.06.14 00:00
更新日: 2018.02.17 08:40

一貴「クリーンに走ることが最優先」


トヨタモータースポーツニュース

ル・マン24時間レース 速報 No.3
9時間経過。
#2号車は7位。#1号車は中嶋一貴が8位へ。
2015年6月14日(日)午前1時 現地発

 サルト・サーキットがすっかり夜の闇に包まれた午前0時、ル・マン24時間レースはスタートから9時間を経過、レースの3分の1以上を消化しました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS040 HYBRIDは現時点で7位と8位を走行、#2号車はトップのポルシェから3周遅れでコンスタントな走行を続けています。

 先のスティントでアンソニー・デビッドソンがアクシデントに遭遇した後、#1号車は中嶋一貴にバトンタッチされました。中嶋は修復なったTS040 HYBRIDを慎重にかつ速く走らせ、一時先を越されていたレベリオン#12号車を抜き、8位にまでポジションを挽回して来ました。一方の#2号車はマイク・コンウェイが7位を走行中ですが、#8号車にはまだ4周の差をつけています。

 中嶋は3スティントを無事に走り切ったあと、セバスチャン・ブエミに交替しました。ブエミは走り始めてすぐ、前後とのギャップがかなり大きいことに気づき、無理な走りは極力避け、コンスタントな走りに徹することにしました。無理をして余計なトラブルに遭遇することを避けるためです。

 コンウェイはTS040 HYBRIDで夜のル・マンを走行するのは初めてにもかかわらず、切れの良い走りで3スティントを走破しました。しかし、深夜少し前に発生したアクシデントのために導入されたセ-フティカーでその走りは中断され、直後にチームメイトのアレックス・ブルツにステアリングを託しました。

TOYOTA GAZOO Racingへの皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。

TS040 HYBRID #1号車:
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
7時間経過時点(中嶋一貴): 9位 105周
8時間経過時点(中嶋一貴): 8位 120周
9時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):8位 135周

中嶋一貴:
クリーンに走ることが最優先でした。アクシデントでタイムを失ったことを考えると、我々は出来る限り安定した走行を心掛け、更なるアクシデントを避ける必要があります。私が担当した最初のスティントには満足しています。まだレースは3分の1が終わったばかりで、これから何が起こるかわかりません。

TS040 HYBRID #2号車:
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
7時間経過時点(マイク・コンウェイ): 7位 109周
8時間経過時点(マイク・コンウェイ): 7位 123周
9時間経過時点(アレックス・ブルツ): 7位 139周

マイク・コンウェイ:
私の最初のスティントは厳しいものになりました。車両のバランスに慣れ、走行しているコンディションで何が必要なのかを理解する必要がありました。フロントウィンドウがオイルや虫で非常に汚れていて見にくかったので、スティントの中盤以降はチャレンジングでした。とにかくトラブルに見舞われないように心掛け、それは上手く行きました。