WEC世界耐久選手権第5戦富士は12日、決勝日を迎え、6時間の決勝レースに向けての正式スターティンググリッドが発表されている。井原慶子もドライブするLMP2クラスの35号車モーガン・ジャッドは、予選でクラス2番手タイムをマークしていたものの、車両規定違反があったとして最後尾スタートとなっている。
曇り空のもと、やや肌寒い天候となった決勝日の富士。土曜日の予選では、ホームレースに臨む8号車トヨタTS040ハイブリッドが、20号車ポルシェ919ハイブリッドを逆転してポールポジションを獲得。ファンの期待に応える活躍を見せた。
おおむね予選通りとなったグリッドだが、予選でLMP2クラス2番手タイムをマークしていた35号車モーガンは、予選後の車検でエアリストリクター径に違反があったとして予選タイム抹消に。グリッドの最後尾からスタートすることとなった。また35号車は、レース中にストップ&ゴーペナルティを消化しなければならないという。
なお、同じくLMP2クラスでは、予選首位タイムをマークしたG-ドライブ・レーシングの26号車リジェJS P2・ニッサンも、フリー走行での黄旗無視により3グリッド降格。クラス4番手からのスタートとなっている。
WEC富士の決勝レースは、11時からスタートとなる。