6月11日に決勝スタートが切られるル・マン24時間耐久レース。このレースを運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)では、3月に東日本大震災に見舞われた日本に向けて、さまざまな催しを行うと発表した。
今年のル・マンでは、日本メーカーのエンジン搭載車が多数登場するなど、ひさびさに日本のファンにとっては楽しみな一戦。また、レース以外でも今回のためにレストアされた1991年ル・マン優勝車であるマツダ787Bがパトリック・デンプシー、ジョニー・ハーバートの手によってデモランされるほか、レース専用電気自動車であるNISSAN LEAF NISMO RCもデモランを行う。
ACOはさらに、3月11日に発生した東日本大震災について、「ファン、ドライバー、技術者、メーカー関係者ら、ル・マン24時間にかかわる日本の友人たちが大震災に見舞われたことを重く受けとめ、フランス西部自動車クラブでは特別な催しを実施する」と明らかにした。
このスペシャルイベントは3項目。まずひとつめは、参加全ドライバーがサインを入れる第79回ル・マン24時間耐久レースのスターティングフラッグをオークションにかけるというもの。このフランス国旗は決勝スタート前にマツダ、トヨタ、ニッサンの代表者とともにドライバー集合撮影に飾られ、その後決勝スタート時にジャン・トッドFIA会長によって振り下ろされた後、日本自動車連盟(JAF)に贈呈。JAFを通じてオークションにかけられ、その収益金が日本赤十字社に送られるというものだ。
さらに、決勝スタート直前に演奏される国歌の演奏順を逆転。フランス国歌“ラ・マルセイエーズ”の前に日本の国歌“君が代”を演奏することを決定。さらに震災の犠牲者を悼んで、1分間の拍手を観客に求めることも決まっているという。
また、“ル・マンのエスプリ”に寄与した人物として、『スピリット・オブ・ル・マン』トロフィーが、林義正東海大学教授に授与されることが決まった。林教授はグループCカー時代にニッサンのエンジンを担当。また、東海大学の教授に就任した後は学生によるル・マン挑戦を目指し、2008年に実際にル・マン参戦を果たした。
特集:ル・マン24時間耐久レース
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