20日に開幕した東京モーターショーの会場で『フォーミュラE概要説明発表会』が開催され、佐藤琢磨が開発ドライバーとして同シリーズに協力することが発表された。
電気エネルギーのみを利用するフォーミュラカーによる新シリーズ『フォーミュラE』は、2014年からロンドンなどを舞台に全10戦がストリートコースで開催されることになっている。日本でも、鈴木亜久里を代表に過去F1に参戦したスーパーアグリが、新たに「スーパーアグリ・フォーミュラE(SAFE)」としてエントリーを決めたことで高い注目を集めている。
今回の発表によると、琢磨は開発ドライバーとしてシーズンオフのテストに参加し、『スパーク・ルノーSRT_01E』と名付けられたマシンのドライビングを行う予定ということだ。
琢磨は、自身の公式サイトで以下のようなコメントを発表した。
「全く新しいレーシングコンセプトであるフォーミュラEシリーズに、開発ドライバーとして協力できることを大変光栄に思います。フォーミュラEはレースを盛り上げるコンテンツにおいても高度なマルチメディア技術を駆使し、世界初となる革新的なアプローチを行います。今後のモータースポーツの世界と大きな可能性を秘めた電気自動車の発展において、フォーミュラEホールディングスのプログラムに参加できることを大変楽しみにしています」