2014年6月30日
日産自動車株式会社
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社
ブランパン耐久レースのフランス戦で表彰台フィニッシュ
ポール・リカールで#(Car No.)35「NISSAN GT-R NISMO GT3」が
Pro-Am(プロアマ)クラスで表彰台フィニッシュ
選手権リーダーのニッサンGTアカデミー・チームRJNは休む間もなくベルギーのスパへ
2014年6月29日 ル・カストレ(フランス)
ブランパン耐久シリーズが28日夜、南フランスのポール・リカールで行われ、千代勝正(日本)、スタニスラフ・アクセノフ(ロシア)、ミゲール・フェイスカ(ポーランド)のニッサン勢が3位を獲得しました。前戦は姉妹車の#80 NISSAN GT-R NISMO GT3がPro-Am勝利を飾っていますが、走行が夜間帯に突入する今回のレースは#35 GT-Rに向いていたのかもしれません。
28日の午前に行われた予選セッションは、ニッサンGTアカデミー・チームRJNにとって素晴らしい内容となりました。アレックス・バンコムは総合3位、Pro-Amクラスのポールポジションを獲得。千代も激走を披露して、総合5位、Pro-Am3位に入りました。残念ながらバンコムの健闘はむなしく、ファステストラップは赤旗中の走行と判断され、ペナルティが科された#80 GT-Rは32番手からのスタートとなりました。
夕方にレースが始まると、千代はすぐに混乱を抜け出して猛進。2位につけて、最初のスティントの間、レースリーダーのマクラーレンのミラーに写り込む距離を維持し続けました。強引に割り込んできたPROクラスのベントレーには2位を譲ってPROクラス同士のバトルに専念させましたが、それでもPro-Amクラスのトップ争いを続けました。
#80 GT-Rでは、好スタートを決めたバンコムからストラウスがステアリングを受け継ぎ、15ラップを終えた辺りでグリッド32番手から16位にまで浮上しました。残念ながら小さなミスでコースオフをしたストラウスは、順位を10番落としてスティントを終えることとなりました。
ドライバー交代はスムースに行われ、ニック・マクミレンとアレクセノフは、日没の難しい時間帯となるレース中盤のスティントでしたが、いずれも好走しました。
最終スティントに挑んだバンコムとフェイスカは、ポール・リカールサーキットの闇の中を走行することとなりました。#35 GT-RはチェッカーフラッグまでPro-Amクラス3位(総合10位)を維持し、大健闘の末に表彰台フィニッシュを果たしました。#80 GT-Rはバンコムが渾身の走りを見せましたが、力及ばず、Pro-Amクラス12位、総合22位でレースを終えました。
千代は、「欧州での初表彰台を獲得できて、チームのみんなに感謝しています。今回は車の調子もとても良かったですし、コースの習熟も素早く出来て、練習から良い手応えを感じていました。 ニュルブルクリンク24時間の前からハードワークをしてくれていたチームに優勝をプレゼントすることは叶いませんでしたが、自分の出来るベストは尽くすことができました。 また、スタートからトップのマクラーレンを追いながら、間近でワークスドライバーの走りを勉強することが出来ましたし、いろいろな面でとても収穫の多い週末になりました。 次戦のスパに向けて、また今日から頑張ります」と語っています。
ニッサンGTアカデミー・チームRJNは、シリーズ3戦を終えた時点でPro-Amチーム選手権で首位に立っています。
次の興奮の舞台はベルギーのスパ
ブランパン耐久シリーズの次戦は、伝統の一戦スパ24時間です。ニッサンGTアカデミー・チームRJNはこのまま、ベルギーのスパで行われる公式テストに向かいます。
このスパ24時間レースのドライバーラインナップには、SUPER GTのGT500クラスで2度チャンピオンに輝いた柳田真孝が含まれます。柳田は、レギュラードライバーと共に今週、壮大なスパ・フランコルシャンのコースに臨みます。スパ24時間レースのドライバーラインナップは近日中に発表されます。
<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/