WEC世界耐久選手権第7戦富士スピードウェイで、LM-GTEアマクラスにJWA-アヴィラからポルシェ911 GT3 RSRを駆り参戦している小林賢二。ふだんはポルシェカレラカップジャパンを中心に、GTカーのレースに出場している小林だが、初の世界選手権を満喫しているようだ。

 小林は埼玉県さいたま市にある歯科医院の院長が本職。その傍らでレースに参戦する、いわゆる“ジェントルマンドライバー”だ。スーパーGTやGTアジア、ニュルブルクリンク24時間などのレースに参戦した経験はあるものの、今回JWA-アヴィラからWECに挑戦。それというのも、小林が「ル・マン24時間に出てみたい」という夢を持っているからだ。LM-GTEアマクラスは、小林のようなドライバーにとっては、まさに夢を叶えるためのカテゴリーと言える。

「いい雰囲気ですね。日本なのに日本じゃないみたいですね(笑)。ニュルブルクリンクみたいな雰囲気で、すごく楽しんでいます」とWEC富士戦の雰囲気を満喫している様子の小林は、チームのスケジュール上金曜日のフリープラクティス1から走行を開始。「まずはクルマに慣れて、あとはLMP1/2の速いクルマの抜かせ方に苦労しましたね。最初はなかなか難しくて、タイムを落としたりしていました」と振り返る。

 しかし、チームではセッティングも詰め、小林のタイムも向上。このあたりはポルシェカレラカップジャパンでの経験が活きているようだが、カップカーとLM-GTE車両の911 GT3 RSRとの違いはどうなのだろうか?

「カップカーとの違いとしては、ストレートスピードがカップカーよりも15〜20km/hほど遅い。リストリクターでパワーが絞られてしまっていますからね。素人にとってはコーナーで稼がなければならないので大変なんですが、その分足回りだったりブレーキだったりはカップカーよりもすごくいい。良く曲がるし、いいクルマですね」と小林。

 また、WEC/ル・マンでは、室内温度が上がらないようエアコンでコントロールすることがレギュレーションで定められている。「クールスーツも着なくていいし、その分は楽ですね。アマチュア用のクラスですし、そういうカテゴリーがあるのは素晴らしいです」という。

「ル・マン24時間はやはり、出たいドライバーが多くいる中で、チーム数に制限があるのでなかなか出場は大変みたいなんです。でも、昨日チームから『ケンジ、ル・マンはすごいぞ』と言われて、『出たい』と言ったら、それは別の話だと(笑)。でも、こうしてコネクションを作っておくのがル・マンに出るにはすごく大事なことだと思っています」と“夢”に向かって第一歩を踏み出した小林。

「ル・マン24時間に出るという目標があるので、それに向けて頑張っていきます。明日はトラブルなく、チームに貢献できるような走りをしたいですね」と楽しそうな笑顔で語ってくれた。

本日のレースクイーン

水瀬琴音みなせことね
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円